予防医療

ただより高いものはない

ただより高いものはない

あって当たり前のものが当たり前ではないと認識するのって難しいですよね。

空気や蛇口から出る水が当たり前じゃないと認識するには、それが当たり前ではない環境に飛び込むしかないと思います。

例えばそれは、海外旅行であったり山登りであったり。

では、健康はどうでしょう?

多くの人は、成人までは健康なのが当たり前だと思います。大きな怪我をしたとしても、病院に行けば治ると思っている方が大半だと思います。

しかし、あなたの体とその健康はいつまでも続くのでしょうか?

家電製品の寿命は10年と言われています。

野球のグローブは、使用状況によりますが、2.3年で革がだめになるのではないでしょうか。

洋服は、流行がありますので、1シーズンで終わってしまうこともあります。

それでは人間の体はどうなっているのでしょうか?

健康寿命という指標があります。

これは、医療屋・介護に依存しないで生活していける年齢がいくつなのかを平均的に示したものになります。

2016年に厚生省が発表したデータによると、男性72歳、女性74歳になるそうです。

ちなみに同年の平均寿命は男性80歳、女性86歳なので、健康ではない期間が男性で8年間、女性で12年間あるという計算になります。

これはあくまで平均です。

なかには、ずーっと元気で、元気なまま亡くなる人もいれば、長年の寝たきり生活を続けた上でなくなる方もいます。

その差はどういうところにあるのでしょうか?

ここには健康に対する意識の違いがあると思います。

蛇口をひねれば水が出ることを当たり前と思うように、何もしなくても健康でいられると思っている方は、身体のために何もしないので、身体の寿命は短くなります。

逆に、健康というものが当たり前ではない、人間の体が壊れるものだと認識していれば、自分の体に対してお金や時間をかけることに躊躇することはないでしょう。そうなれば、当然、健康な期間も長くなります。

車だったら、タイヤが磨り減ったら交換すればいいし、部品も変えることができます。

しかし、車の場合、大事に大事に乗っていたとしても、だいたい20年くらいが寿命となるそうです。

人間の体は、悪くなったからといって交換することはできません。死ぬまでずっと使い続けます。

それなのに、雑に扱っていませんか?

ただで、手に入った、自分の健康。これよりも価値のあるものはないと思います。

これはお金で買うことはできませんが、お金や時間で長く保つことはできると思います。

そのためには、今日の生活を見直さなければなりません。

お金をかけなくても時間をかければ、なんとかなります。

しかし、健康に良い食事を作るだとか、毎日運動を続けるというのは、なかなかハードルが高いです。

ですが、それをやらないと間違いなく損することになります。

健康な体で過ごす一日と不健康な体で過ごす一日が同じはずがありません。

運動を始めましょう。

できれば専門家にアドバイスを貰うといいでしょう。

アドバイスがあれば少ない時間でも効果的な運動をすることができるはずです。

あなたの周りには体の専門家はいますか?

ただの筋肉マニアではなく人間の解剖や生理学を理解し、適切な運動や生活習慣を提案できる人がいたら、その話に耳を傾けるといいでしょう。

一緒に健康を目指しましょう。

そして、素敵な日常を始めましょう。

お問い合わせはこちら

合わせて読みたい