自分の家族がだんだん歳を重ねていき、いずれは介護が必要になるのではという不安は、誰もが抱えるものです。
日本理学療法士協会の12月の広報誌でも、長く健康に働くというテーマが取り上げられています。
今回は、そのような不安に対してどのように向き合っていけばいのか。どうやって、人生100年時代を楽しく生きていけるのかを書いていきたいと思います。
目次
お年寄りの気持ちを考える。
「ありがとう」を言い続けることは、人にとってプレッシャーになる。そんな事を考えたことはありますか。
自分がありがとうと言ったら、その分を誰かに返してあげる。
元気なときには、それができても、歳を重ねると、一方的にありがとうと言うしかなくなってしまいます。
本当は、ありがとうと言われたい。そのような気持ちを理解してあげることが大切です。
理学療法教会の広報誌の中では、施設で生活している高齢者が、一日中「ありがとう」や「ごめんなさい」を繰り返しており、夜の介護スタッフには「生きててごめんね」といってベッドに入るというエピソードを紹介していました。
人に元気でいてほしいと考えるときには、その人に感謝を伝えられるような環境を作ることが重要ですね。
やらされるより運動より、楽しく過ごす
他人から教養されるのはあまりいい気持ちにはなりません。
それよりも、主体的に動けるような環境つくり、役割作りが大切です。
元気でいて欲しい人の原動力は、他の人から言われる「ありがとう」だと思います。
実際に、ただ、筋トレをするよりも楽しみを持った活動をしたほうが、体力や認知異能の維持にもつながるそうです。
本人にとって楽しい活動は何なのか。本人が果たすことのできる役割はなにかないのか。
そのような視点を持つことで、高齢者の方に生きがいを持っていただくことは可能だと思います。
逆に言うと、生きがいや役割を奪うことは、良かれと思ってやったことだとしても、健康な期間を短くしてしまうことに繋がりかねません。
人生100年を長く健康に過ごす
人生100年時代を健康に活動的に過ごすためにはどうしたらいいのか。
これに対する答えは、本人が楽しく、役割を持つことだと思います。
その点から考えると、65歳で定年退職し、その後は引退生活というのは健康に良くないのではないかと思います。
引退生活も、35年だとやりたいことはほとんどやり尽くしてしまいかねません。そうなったあとには、早い段階で生きがいを見失ってしまい、体力が落っこちてしまうともいます。
なので、できる限り仕事を続けるということが、これからの時代にはあっている働き方になると思います。
若い頃と同じように働くことは難しいですが、今までの長い人生を歩んできた経験は、若者を助ける事が多いと思います。
他にも、経験が役に立つことが多いので、それに対して「ありがとう」という言葉をかけてあげることが、元気で過ごす秘訣になっていくでしょう。
反対に、高齢者の方は、自分の年齢を言い訳にせずに、自分のやりたいことをどんどんやっていくことが、健康につながると思います。
そのなかで、自分の体が思うように動かなくなることもあると思いますが、そんなときは自分の体をいたわりつつ、楽しみのある生活を探していってほしいと思います。
まとめ
今回は、高齢者の方が人生100年を健康に過ごすためにはどうすればいいのかというテーマについて書いていきました。
元気で過ごすためには、本人が楽しいことをやる。
周りは、高齢者の方に「ありがとう」ということのできるような環境や役割を作る。
簡単なようで、難しいことだと思いますが、この支店を持つことで、声のかけ方が変わったらいいなと思います。
最期まで読んでいただきありがとうございました。参考になったら嬉しいです。