予防医療

理学療法士を知らない人が多いのは、病院の外にいないから?

先日、全く医療とは関係のない仕事をされている方とお話をしたのですが、理学療法士という職種について聞いたことがないと話されていました。

医療や介護の分野ではメジャーな理学療法士も、世の中だとまだまだ認知されていないようです。

今回は理学療法士とはどのような職種なのか。理学療法士にはどんな人がいるのか、という点について書いていきます。

あらためて理学療法士とは

おそらく理学療法士と聞いてもピンとこない方は多いと思います。特に、40代から50代の方で、病院にお世話になったことのない方だと特に多いのではないでしょうか。

それくらいの世代の方だと、理学療法士が2万人しかいない時代に社会人になっているので、理学療法士と出会うことも少なかったはずです。

しかし、現在では毎年1万人の理学療法士が誕生しており、総計は17万人を超える数になります。

今年の新社会人の数が120万人くらいですので、同じ学校の学年に1~3人いる計算になります。

ちなみに、私の場合、高校の人数が240人で、把握しているだけでも私を含めて3人理学療法士になっています。

ですので上の年代ほど、理学療法士を知らない傾向が強いです。

更に上の年代になると、病気や怪我でお世話になることが増えるため、徐々に認知されていきます。

法律的なところでいうと

この法律で「理学療法」とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう。

— 理学療法士及び作業療法士法 昭和40年6月29日法律第137号 第2条

となっております。身体の障害のあるものに対して医師の指示のもとに行うのが理学療法です。

一般的なイメージだと、リハビリの人。だとか、平行棒で歩く練習をさせる人。などといったイメージが強いのではないでしょうか。

理学療法士はどこにいる?

今と昔では事情が異なります。

一昔前は、本当に病院の外で会うことが難しい職種でした。

なぜなら障害のあるものに対して医師の指示のもとに行うのが理学療法だからです。

では、現代ではどうでしょうか?

日本理学療法士協会のホームページによると、病院以外にも、障害者施設、学校、行政やフィットネス、一般企業など、いろいろな場所で出会うことができるようになってきています。

理学療法士の強み

理学療法士の強みとはどのようなところにあると思いますか?

治療者としてはすごい人もいますし、そうでもない人もいます。(どの職種でもそうですが。)

理学療法士は国家資格であり実習と国家試験を乗り越えてきた人たちです。なので人間の体のことの最低限の知識を備えていることは間違いありません。

体のことについて疑問を持ったら、何かと聞いてみるといいと思います。

臨床を経験してきた場合だと、その強みは仮説検証能力と予後予測に基づいたゴール設定の能力だと言えるでしょう。

簡単に言うと、今の状態を読み解いて、未来にはどうなるのかを予測し、必要な対策を講じると行ったところでしょうか。

このような考え方をベースに持っています。

この考え方は、病院の外でも役に立つ考え方といえるでしょう。

活躍する理学療法士

理学療法士の中で有名な理学療法士はたくさんいます。

しかし、一般の方でも知っているような理学療法士は少ないです。

「筋膜リリース」で有名になった首都大の竹井先生は本もベストセラーになったり、メディアに出演されたりしているので知っている方もいるかも知れません。

ほかにも、プロスポーツのトレーナーとして活躍したり、地域のコーディネーターとして活躍している療法士もいますが、共通しているのは人間の体への理解と仮説検証能力と予後予測に基づいたゴール設定の能力だといえるでしょう。

まとめ

理学療法士の数は今後も増えていきます。

今後も、病院の外で活躍する理学療法士が増え、身近な存在になっていくことで認知される存在になっていくでしょう。

今回の記事はいかがでしたか?少しでも参考になれば嬉しいです。

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