予防医療

予防理医療が令和の時代に必要になる理由

これからの時代は予防医療が誰にとっても必要な世の中になります。

このことを理解するためには、今の日本の状況とこれから時代がどのように変化していくかを知る必要があります。

誰にとっても必要なことですが、知っていると知らないとでは大違いです。

今回は、なぜ令和の時代に予防医療が重要なのかを書いていきたいと思います。

予防医療とは

予防医療と言っても大きく分けて3種類あります。

1次予防 病気になることを予防する

2次予防 病気を早く見つけること

3次予防 病気になったとしても、病気を治す、再発を予防する

現状では、予防医療とは、こういうものであるという明確な定義は存在していません。扱っている範囲がとても広いのですが、今回は、主に一次予防に関して取り扱っていきます。

なぜ予防医療が必要となるのか

はじめに、知っていてほしいことがあります。

現代の医療でも直すことのできない病気はたくさんあるということです。

ここの前提を意識しない人は多いです。当然といえば当然なのですが、日常生活を送る中で、身体の障害を持っている方との接点が少ないということが大きな原因だと思います。

障害となかなか会うことのできない社会ということも問題があると思いますがこれは別の記事でお話します。

普段の生活で、現代の医療の限界と出会う機会が極端に少なくなっています。そのため、どんな病気になったとしても、病院にさえ行けば元通りの生活を送ることができるという間違った常識を信じてしまうのです。

もう一度いいますが、病院に行っても元の体に戻れない方はたくさんいらっしゃいます。

なので、2次予防の段階に差し掛かったときには、もう手遅れということが少なからずあります。

私が担当してきた患者さんの中には、少なからずいらっしゃいました。

私の職業はリハビリテーションなので、3次予防の段階です。

その中には、脳卒中で言葉を失ってしまう方(脳の損傷部位によって言葉を話すことができなくなります)や体の半分が麻痺して動かなくなってしまう方もいらっしゃいます。

麻痺した体の半分は、動かすことができなかったり、ずっとしびれを感じたりすることもあるそうです。

他にも、腰を悪くして、ボルトが体の中に入ったままの方や、膝に人工関節を入れている方などもいます。

足が、重たい、体の動きが悪いとなることは多いです。

パラリンピックの100m走では、いずれ、オリンピックの記録を超える日が来るのではないかと言われていますが、それは、アスリートのように鍛えられた体だからこそ実現します。

普通の人が、体を痛めるような年齢では、パラアスリートと同じように動くことは難しいでしょう。

手術することが悪いわけではありませんが、もともとの体とは別の体になってしまいます。

そのような状態になってから、もっと早く病院に行っておけばよかった。若い頃に無理をしすぎてしまったせいだ。となっても、過去は変えられません。

なので、健康な体を維持するためには、そもそも一次予防に力を入れていく必要があります。

時代が予防を求めている。

悪くなってから病院に行けばいい。保険を使わないで、体にお金をかけるのはもったいない。

この考えは、損だと思います。

総合的に見ると、お金も損しますし、時間も損します。

例えば、自転車の油が切れていたとしましょう。

油が切れていたとしても、走ることはできます。ペダルを漕ぐのは少し重たいですが、頑張ればそこそこのスピードはでます。

本当は、自分で油をさしたり、自転車屋さんに持っていけばいいのですが、めんどくさいと思い放っておいたとしましょう。

すると、どうなるでしょう。

いずれ、油の切れたチェーンは特定の部位に負荷がかかり、切れてしまうはずです。

こうなった段階で、はじめて自転車屋さんに持っていきます。

そうなると、自転車のチェーンを繋ぎ直すことは難しいので、新しいチェーンに替えないとだめと言われます。

自転車屋さんは自転車のプロです。なので、どこまでなら直せて、どこまでなら直せないかがよくわかっています。

また、自転車は変えのチェーンもありますし、そもそも自転車自体も変えることができます。

人の体は?

変えることのできる部位も増えてきましたが、基本的には今の体のままで最後まで生きていきます。

一般的な自転車の耐用年数は10年程度と言われています。ただし、これはタイヤを交換したり、適切なメンテナンスを行った場合の数字です。

人の寿命は?

現在の日本人の平均寿命は、男性で80歳、女性で86歳です。

寿命はこれからも伸び続けると言われています。

そして、もう一つ知っておいてほしいのが健康寿命です。

健康寿命とは、日常的に制限なく健康的に過ごせる障害の期間のことを言います。

自転車で例えると、

自転車として走り続けられる期間が健康寿命。自転車の形を留めていられるのが平均寿命。のように思ってもらえるといいかもしれません。

この期間が長くなってきていることが、問題となっています。

誤解しないでほしいのですが、寿命が長くなっているのが問題ではありません。

不健康で、日常生活に支障が出る期間が長くなっていることが問題なのです。

この問題に対して、国を上げて取り組んでいますが、これは2次予防や3次予防でしか対応することができません。

そして、その予防も国の社会保障費で賄うことが難しくなってきています。

当初は、介護保険の自己負担額(病院に行ったときに自分がどれくらいの割合の金額を負担するのか)は1割でしたが、平成30年の介護保険改定では初の3割負担が誕生しました。今後も、社会保障費は個人負担の割合は増えていくと思います。

ここで再度、医療費を使わないのはもったいないという考えについて考えていきたいと思います。

保険料は、みんな払うのにそれを使わないのはもったいないという阿呆がいるとしましょう。

その保険料を使うということは、その人はすでにお金以上のものを失っている可能師が高いです。かぜやケガならまだしも、介護保険を使う状態では、取り返しのつかない状態になっている可能性が高いです。

見た目では捉えられないことが体の中で生じている可能性もあります。

ただより高いものはない。といいますが、これは健康のことです。

多くの方が、もともと、生まれ持った健康な体のことを当たり前であると認識します。その健康な体は、高いお金を払わずとも手に入れたものです。空気や太陽のように当たり前のものです。

失ったときにはじめて気がつくのですが、幸運なことに、私は大切なものを失った方のそばで仕事をしています。

なので、その大切さをよく感じることができます。

今の健康を維持することは、本当にもったいないことなのでしょうか。今の、仕事よりも優先されるようなことなのでしょうか。

予防は未来だけではなく、現在も変える

予防医療と聞いて、「それって70歳とか80歳になったときに困らないようにするためのものでしょ?だったら、今、楽しく過ごしたほうが全然いいよね!」という意見もあります。

たしかに、できることやできないことで見ると、年をとってから、ガクンと体の状態が悪化するように見えます。ですが、体の変化は緩やかに生じているものなのです。

今日の状態が、明日。明日の状態が明後日に引き継がれます。

つまり、今日の延長線上に未来の障害が生じます。

放っておくと、今日から緩やかに体の状態は悪化していくということです。放物線の頂点はもう通り過ぎています。28歳を超えてからは、人間の体は劣化していきます。

なので、今日、体の調子がいい人は、緩やかな放物線を描くことになります。

つまり、今日の状態に問題がない人は、将来の状態もそこまで悪くはならないはずです。

反対に、今日の体の状態が悪い人は、急激な放物線を描き、体の状態は低下し続けます。

そして、ある一定のラインを超えた段階で、日常生活を送ることが困難となり、病院に行くことになります。

一定のラインを超えてしまうと、健康な状態に戻すまでにかなりの時間がかかってしまいます。

そもそも、自分の体の状態が下降し始めてから、どれくらいの時間がかかったかを思い出してほしいです。

それをもとに戻すとなると、同じだけの時間がかかるはずです。

予防医療は、放物線を通り過ぎた人、つまり28歳を過ぎた人にはぜひ取り組んでいただきたいものです。

28歳を過ぎていなくとも、体に異変や重さを感じている人にも必要なものと言えると思います。

体のパフォーマンスは放っておくと下がります。

しかし、適切な運動を行うことで、例え90歳であったとしても体のパフォーマンスは上がることが証明されています。

すなわち、一次予防を行うことで、体のパフォーマンスが上がります。

これは、油の切れた自転車に乗るか、十分に手入れのされた自転車に乗るかの違いです。

同じように走ったとしても、たどり着ける場所は違いますよね。

一日乗るだけでも、差は開きます。

これが、一年続いたら?

もしくは、死ぬまで続いたら?

片方は、あるところでチェーンが切れチェーンを交換しなくてはならなくなるでしょう。当然です。油が切れた自転車に乗っているのですから。

もう一方は、まだまだ走れるはずで。油の切れた自転車には、その影も見えません。

この話を聞いて皆さんはどう思うでしょうか?

僕は、油の切れた自転車に乗るのは、もったいないと思います。

せっかく頑張ってペダルを漕いでいるのに、その努力は実りませんからね。

とくに、長い距離を走るのなら、最初にきっちりメンテナンスをしたほうがいいはずです。

人の体もメンテナンスできる。

人の体のメンテナンスのことをボディメンテナンスなどと呼ぶこともありますが、人の体を見る上で重要なことがあります。

そもそも今の体の状態はどうなっているのか。

これをまずは見極めなくてはなりません。

体の状態を確認する方法を知っていますか?

健康診断?人間ドック?

それらの方法も有効だと思います。

ですが、その2つの方法では、肩こりや膝の痛み、睡眠障害を見抜くことはできません。

筋肉や関節の適切な評価が必要となります。

それを実現するのが、理学療法となります。

「この状態を続けると、いつの日か壊れますよ。」その見極めをすることができる職種が理学療法士です。

障害を持った人を触った数が、日本一多い職業は間違いなく理学療法士です。

本来であれば、病院などの保険の使える場所でしか会うことのできない人たちです。

サービスのご紹介

そんな理学療法士に体を見てもらえるサービスが予防理学療法コースです。

はじめての人は、1時間1万円のところを初回限定3750円で見てもらうことができます。

長い距離を走るのがわかっているのなら、一番初めになにをするのか。もう、説明はいりませんね。

ご予約はコチラのページから