予防医療

自費(保険外)リハビリを受ける前に知っておくこと

こんにちは、理学療法士の正村です。

今回は、自費リハビリを考えている方に自費リハビリとはどのようなサービスなのか?

保険外のサービスとはどのように異なるのかについて解説していきたいと思います。

自費でリハビリを行うことは、メリットもありますが、反面デメリットもあります。

その両方の視野を持ちつつ、自分にとってベストな選択を取りましょう。

正規のリハビリテーションとは?

自費リハビリの前に正規のリハビリテーションの受け方について知っておきましょう。

リハビリを受ける方法には、

  1. 外来
  2. 入院
  3. デイケア
  4. 老健
  5. 訪問リハビリ

の5つの方法があります。

自分がリハビリを受ける場合、医療保険か介護保険かで受けられるものが異なりますので、そこを把握しておきましょう。

介護保険は、65歳以上または、特定疾病がある方が該当します。

入院や外来は医療保険で受けられるリハビリ。

訪問やデイケア、施設で受けられるのは介護保険でのリハビリとなります。

介護保険の方は、ケアマネジャーさんにリハビリを受けたいと相談するのが一番早いです。

医療保険の方が、リハビリを受けるケースは、怪我が大半だと思いますので、まずは整形外科を受診しましょう。

保険内でのメリット①料金の安さ

保険を利用することで総額の1割~3割ほどの金額で医療サービスを利用することができます。

基本的には保険内でのサービスを利用することをオススメします。

保険内でのメリット②医師の診断

次に掲げられるメリットとしては、医師の診断に基づくリハビリが受けられます。

医師の診断は、画像や血液などの検査により導き出される診断です。

診断はお医者さんにしかできません。

もしかしたら、見逃しかねない病気も、お医者さんの診断があることで見つかることがあります。(腰痛だと思っていたら、腰骨のがんだったなど。)

保険内でのメリット③適切な医療の流れを受けられる。

現在の医療制度だと、入院してから退院するまでの期間が決まっています。

患者さんからすると、もう退院するなんて不安と言う声も聞かれるので、メリットとしてあげることを悩む部分ではあります。

しかし、その時期に応じた医療サービスを受けるためには、適切な病院や適切なサービスに移行する必要性があります。

それを促すという意味では、医療上の流れに乗っかることが有効とも言えます。

保険外のリハビリを検討するケースとは?

保険を使うことで大きなメリットが得られるのに、どうして保険外(自費)を選ぶのでしょうか?

その理由について考えていきましょう。

保険外リハビリを選ぶ理由①回数や頻度を自分で決められる

保険内では、リハビリを受けられる頻度が概ね決まっています。

外来では、週1回受けられるところもあれば、毎日受けられるところもあります。

さらに、いうと20分しか受けられないところもあれば60分受けられるところもあるというように、多くが病院によって決められてしまいます。

一般的に病院やクリニックでは多くの患者さんを抱えており、一人あたりに十分な時間をさくことができないという問題があります。

おそらくこの記事を読んでいるあなたも、病院で長時間待ったのに、少しの時間しか話をしてもらえないという経験があるのではないでしょうか?

そのため、自分で時間の長さや頻度を決められることが大きなメリットとしてあげられるのです。

保険外リハビリを選ぶ理由②自分で受けたいサービスを選べる

保険内では、病院の中で決まったことしかできませんが、保険外に視野を広げる事で選択肢が広がります。

人によっては、麻痺した手先の練習に集中したいというかたもいらっしゃいます。もしくは、仕事に復帰するためにとにかく体を強くしたいという方もいらっしゃいます。そのような、治療を全ての病院で受けることは難しいです。

方法としては、転院という手段もありますが、たいてい専門的な病院はベッドの空きが少なく、待っている間にリハビリを受けられる期限が過ぎていってしまします。

それに対して、自費でのリハビリの場合、個別に応じた対応をしてくれるケースが多いです。

施設によっては、麻痺の練習に特化した施設や、車の運転の練習ができるところなどもあります。

自分にとってベストな選択を自分ですることができるのです。

保険外リハビリを選ぶ理由③対処療法ではなく原因に対してのアプローチができる

保険外のサービスでは、整体やリラクゼーションサロンなどが広まりつつあります。

ですが、根本的な原因に対してのアプローチを行えていないケースが多いです。

自費リハビリを提供している人は、たいていリハビリを提供できる国家資格保有者です。(資格を持っていないのにリハビリをうたっているところは注意しましょう。)

そのため、病院での実務経験や正しい医療的な知識を持っている場合が多いです。

体の知識を有しているので、上辺だけのサービスではなく体を変えるようなサービスを受けることが可能となります。

自費リハビリを検討するときの注意点

「リハビリ」を語るサービスが増えていく中で、その提供者について注意しなくてはならないケースがあります。

ケース①サービス提供者

ここが一番注意が必要なところです。

本来のリハビリは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が提供するものです。

しかし、保険の外に出ることで、全くの素人がリハビリを語ってサービスを提供している事例が多々あります。

「リハビリ」という言葉よりも、誰がサービスを提供しているのかを注意する必要性があります。

一見資格を持っているように見えても、現代では民間の企業が独自に作っている資格などもありますので、注意が必要になります。

ケース②自分にあっているサービスか

自費リハビリを提供する数は、増えてきてはいますが、まだまだすくないのが現状です。

なので、少ない中で見つけ出さなくてはなりません。

やっと見つけた自費リハビリが、自分にあったリハビリなのかを見極める必要性があります。

  1. どのような人にサービスを提供してきたのか。
  2. 利用し続けられる距離か
  3. 費用は支障のない範囲か

どのような人が受けたのかを見ることで、自分にも該当するかを見極めることができます。

がむしゃらに、色々なところを受けてみる方法もありますが、時間や費用がかかってしまうのであまりオススメしません。

なんのためにリハビリを受けたいのかをはっきりさせておくことが重要

病院では、なんとなく流れに乗せられても、その時その時の自分の状態に応じた治療を受けることができます。

しかし、自費でサービスを探すときに重要なのが、なんのために受けるのかをはっきりさせておくことです。

  • とにかく楽になりたい
  • 仕事に復帰したい
  • 今のつらい状況から抜け出したい
  • もっと趣味を楽しみたい

色々な目的があると思います。目的をはっきりさせておくことで、いいサービスか悪いサービスかも見えてきます。

その視点が抜け落ちてしまうと、なんとなくサービスを受けてしまいます。

自分の体が良くなっているのか悪くなっているのか、よくわからず不安になってしまいます。

しかし、目的がはっきりしていれば、リハビリの先生と話すことで自分が今どの状態にあるのかを把握することができます。

自分の状態がわかれば安心して治療を受けられますよね。

病院では、強制的に続けなくてはならないリハビリも、自費の場合、自分のさじ加減で終了させることもできるので、目的意識がないと病院よりも大変になってしまいます。

きちんとした結果につなげるためにには、自分ではっきりした目的意識を持つ事が重要です。

まとめ

今回は自費リハビリについての解説を書いていきました。

基本的には、保険内でのサービスを受けることをオススメします。

保険内でのサービスで満足できない方は、自費のサービス検討しましょう。

自費を探す上で大切なのは、自分がどのような状態になることが理想なのかをはっきりさせておくことです。

そのうえで、自分にあったサービスを探してみてください。