仕事の記録

幸運を育てる 0.07

学生の頃、リハビリの見学は嬉しいとは思わなかった。何をやっているのかよく分からなかったし、いきなり質問が飛んできてたじろぐこともしばしば。なにより、先生によっては、プレッシャーが半端じゃない。

しかし、今となってはリハビリの見学をたくさんしたいと思っているのだから、不思議なものだ。

当時は疑問に感じることがなかったが、ある程度経験を積むとリハビリの見学がすごく面白くなってくる。
全くわからない時よりも、少しわかり始めてからの方が面白く感じる。
そして自分がわからない事は何かということも気づいてくる。
そういう点では学生時代のリハビリの見学と言うものは退屈でしかなかった。

そして今回訪問リハビリの動向に出るわけだ。前の職場では、リハビリ室の中では他の先輩のことをチラ見することができていたが、訪問リハビリの現場を見るチャンスはなかった。
リハビリ室で行われる機能訓練がメインのリハビリと利用者さんの自宅で行われる生活のマネジメントと言う視点を持ったリハビリでは、おそらくではあるが内容が異なるはずだ。
それは良い悪いの話ではなくそれぞれ必要に応じてということだろう。
そして訪問リハビリのいいところは、移動時間があるので移動の最中、他のセラピストと話ができることだ。

僕が先輩と同行訪問したのは前の職場の引き継ぎの時だ。
もう三年も前になる。
その時はたわいもない話ばかりしていたのを今でも覚えている。
先輩なりに気をつかっていてくれたのだと思う。
その先輩とは一年近く同じ職場を共にしているが、今回は初めましてで、1週間以内というような感じだ。

初めましての方が、気楽に色々きけるもんだ。

理学療法士は基本的にはお話上手が多いようだ。
こっちの方から話を振れば、どんどん会話が弾むし、ふらなかったとしても向こうから聞いてくれる。
僕の場合は質問する方が多い。知りたいことが多いからだ。だが、あまりこっちばっかり聞いていては尋問のようになってしまうし、こっちのことも知ってもらうことも重要だ。

自分の経緯や生活の事について話した。そして僕は訪問リハビリの事や会社の事、事業所の人間関係のことプライベートのこといろいろ教えてもらった。

訪問リハビリは自宅に基本伺うか場合によっては施設に伺うこともある。僕は自宅に伺う訪問はやっていたことがあるが、施設に伺う事は初めてだった。自宅と施設、どっちがいいという事はないが、僕の場合だと自宅に伺う方がその人の生活の色が見えるのでそちらの方が楽しみがある。

同行訪問は滞りなく進んでいった。

<続く>

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