仕事の記録

訪問看護の目標設定(組織編)

今月は、訪問看護のマネジメントやマーケティングについて勉強しています。

そのなかで、地域ナンバーワンの事業所にするという目標があるとしましょう。

僕が過去に所属していた事業所にも、地域ナンバーワンを目標に掲げるところは多かったです。

しかし、地域ナンバーワンとは何を達成すればナンバーワンになるのでしょうか。

知名度でしょうか?

売上でしょうか?

利用者様の満足度でしょうか?

サービスの質ナンバーワンというものを目標に掲げているところもあるでしょう。

サービスの質とは一体何なのでしょうか?

理学療法評価でも言えますが、どのような目標であったとしても、定量化して評価できる尺度が必要となります。

今日は、訪問看護事業所の目標設定について考えを深めていきたいと思います。

ナンバーワンとはシェア率30%

ランチェスターの戦略では、市場シェアの26.1%をとればトップの最低条件とされています。

ちなみに、41.7%をとると首位独創が可能となります。

そのような背景から、シェア率ナンバーワンはその市場の中で30%のシェアを確保できたときに実現します。

それでは、それを実際の数字に落とし込んでみます。

例として、新宿区で考えてみましょう。

基本的に要介護や要支援者の人数は自治体により明らかにされています。

新宿区の場合、令和2年の3月時点で要介護・要支援者数は約1万4千人います。

次に、訪問看護を利用している割合を出します。

ちなみに、人工1万人あたりの訪問看護利用者人数は東京だと、おおよそ45人です。

東京都の人口は約1300万人。

新宿区の人口は約33万人です。

つまり、33×45=1485人が新宿区で訪問看護を利用している人数になります。

1万4千人も要介護・要支援の人がいるのに、その1割程度の人数しか訪問看護を利用していません。

この数字をどう見ますか?

パイを広げていく必要性もありますが、まずは現在の利用者をベースに考えを深めていく必要があります。

1485人の訪問看護利用者にたいして、シェア率30%を実現するとなると

1485×0.3=445.5人となります。

つまり、新宿の事業所で400人を超えるような利用者を確保できたら、新宿ナンバーワンの事業所と言えるでしょう。

この数字を達成している事業所はあるのでしょうか?

そのあたりは今後調査していきたいと思います。