今回はアニメの紹介です。
コロナの影響で、外出を自粛する傾向にあります。
時間を持て余している方は、ぜひとも『ゴブリンスレイヤー』を見てほしいです。
ゴブリンスレイヤーはコロナウイルスの関係で知ったアニメです。
コロナウイルスと、ゴブリンの性質が似ているというツイートを見て興味を持ちました。
単体ではたかが知れているゴブリンでも集団となったときに、その性質があらわになる。
ゴブリンを単体で倒したとしても、名声や富は得られないが、野放しにすることで確実に人間に害をなす。
そんなゴブリン専門の討伐者、ゴブリンスレイヤーが主人公となる話が、アニメ『ゴブリンスレイヤー』である。
ゴブリンスレイヤーの生息する世界には、RPGの設定にあるように魔王がいて、勇者が存在する。
話の途中で、町の人達が噂をするのは、魔王が復活しそうな気配があるとか。
勇者が魔王を倒しただとか、華やかなはなしである。
しかし、主人公のゴブリンスレイヤーは、名前すら出てこない。
そう。
この物語には、名前を語られるような人は一人も出てこないのだ。
名前を騙られる人だけが尊いわけではない。
実際には名前を騙られないような草の根の人々が世の中を支えている。
このはなしは、医療や介護従事者のオマージュではないかと思う。
名前を騙られないような地味で華やかさのない人々が世の中を支えている。
その事を忘れてはいけない。
そして、その尊さをもう一度思い返したいと思う。
今回のコロナウイルスに向き合っている、現場の医者や看護師に対して尊敬と感謝の念しか湧いてこない。
本日も、東京での感染者が40人を超えた。
東京で、感染症患者に対して十分な処置をできる人数は180人との報道がされている。
感染者全てが重症化しているわけではないが、検査している人はある程度症状が見られている人のはずだ。
そうであれば、感染者はかなりの割合で、重傷者になる可能性は高いのではないかと思っている。
それでは、一日40人を超えるような患者が出てしまったとしたら、あっという間に患者に提供できるベッドの数は埋まってしまうはずだ。
僕は、医療従事者の端くれでである。
医者や看護師がこのような自体になった時に、大切な人たちの命を守るために善戦してくれている。
それにもかかわらず、理学療法士にはできることはない。
このような自体になってからでは、療法士にできることは少ないと思う。
私達の専門性は、このような非常事態の最中にはなかなか活かすことが難しいと感じている。
しかしながら、短期的に改善することは難しくとも、長期的に見ることでその存在価値を生み出すことのできるような職種だと思っている。
僕たちは、専門誌絵の上に、未来を見通す力を持ち、世の中の人達に希望を与える仕事だと思っている。
自分自身の仕事の尊さにもう一度考えを深めるきっかけとなった『ゴブリンスレイヤー』はほんとにおすすめなので、医療系の職種であれば皆見といたほうが良いよ。
新人のオリエンテーションに使いたいくらいだ。