仕事の量がなかなか減らない。
いつも残業をしていて、変える時間は終電間近。
今の現状がおかしいとは感じていても、どうすることもできない。
目次
木こりのジレンマ
ある木こりが、頑張って木を切っている。
通りがかった旅人がその様子を眺めていたが、斧を振るう勢いのかわりに、なかなか木が切れていない。
視ると木こりの使っている斧が、刃こぼれしているようなので、旅人は言った。
「斧を研いだほうが良いのでは?」
すると、木こりは言った。
「わかっちゃいるんだけどね、木を切るのに忙しくて、それどころじゃないよ。」
これは、木こりのジレンマという寓話です。
この話を聞いたあなたはどのように感じるでしょうか?
現状に違和感を感じていながら、日々の業務に追われてしまい、にっちもさっちも行かなくなっているのではないでしょうか?
まずは、木を切る手を止めて、斧を磨く時間にしてみてはいかがでしょうか?
仕事を見直す時に重要なこと
仕事は基本的には減らしていくものです。
優秀なマネージャーはこのことを心得ているように感じます。
「でも、仕事の改善をするためには、仕事の量が増えてしまうんじゃないの?」
そのように考える方は多いのではないでしょうか?
確かに、仕事を改善するということ自体が仕事になってしまうというのはそのとおりです。
その時に考えてみてほしいのは、仕事の総量がどのように変化するのかということです。
仕事の総量で把握する
仕事のやり方を変えるのはたしかに時間がかかります。
その時に必要な視点は、今日一日だけではなく、今後数ヶ月の仕事の総量で考えてみることが重要です。
最初に時間がかかってしまいますが、その時にかかった時間を、後々回収できるのかということを考えてみてほしいです。
たとえば、ある仕事のやり方を変えることで、週10分間節約できたとしましょう。
たった10分ですが、一ヶ月で50分。
一年間で10時間の節約になります。
一年単位ではありますが、このようなカイゼンのために初期の投資に数時間程度かかってしまうとしても、十分回収できると思います。
具体的に改善するためには
具体的に仕事のカイゼンに必要なのは、アイデアと実行力です。
この2つが伴えば、仕事は良くなっていくはずです。
アイデア出しのやり方ですが、まずは仕事で感じる問題点に着目しましょう。
特に改善しやすいのはイライラする仕事です。
イライラする仕事は、効率が悪いことが非常に多いです。
仕事の効率が悪ければ成績も悪くなりますし、スタッフのモチベーションのテカにも繋がります。
そのとっかかりを基準に、できることはないかと考えることを習慣にしましょう。
そうすれば、生活指定上での何気ないことが仕事を改善するきっかけになるかもしれませんよ。
そして、アイデアが出てきたら、とにかく実行してみましょう。
その結果がたとえ良くならなかったとしても、実行してみることです。
予測することはできても、結果はずれが生じます。
そのずれが、もしかすると仕事をしていく上で大きなプラスになる可能性もあるからです。
仕事上のエラーも仕事を改善する上での重要な気づきになるはずです。
仕事は減らすもの
ある程度、環境が成熟するまでは、仕事が増えていくのは仕方のないことだと思います。
しながら、同じ人間ができる仕事の量には限界があります。
なので、なにか仕事を増やしていく上では、他の仕事を減らすか人を増やさなくてはならないはずです。
その視点が抜け落ちている気がするのです。
そして、成熟した職場で重要なのは効率化です。
成果を生み出している仕事に集中し、その他のものを削っていくことは、背さらなる成果を生み出すためにも重要なことでしょう。
仕事は基本的には減らしていくものです。
仕事を見直す場合、見直すためにかかる労力も含めて仕事の総量が減るような業務は説教苦的に取り入れていく必要があります。
まとめ
仕事の内奥を治すことは重要なことです。
しかし、職場の環境や上司の理解が得られていない状態では逆効果になりかねませんので、まずは、自分が動いても大丈夫な環境なのかを改めてみましょう。
仕事を減らすということは、新たな成果を生み出す余地を生み出すことです。
なので、評価してくれる人は評価してくれるはずです。
誰も評価してくれなくても、自分自身で自分の評価をするようにしましょう。