今月の勉強のテーマは「マーケティング」です。
マーケティングとはなにかというと、ものを売れやすくする仕組み作りのようなものと言えると思います。
最終的にゴールを決めるのはセールスですが、セールスまでつなぐのがマーケティングの仕事です。
「これ、いったいどうやったら売れるんですか?」という本を読んでいます。
この本は、マーケティングとはどのようなものなのかを身近な例を使ってわかりタスク解説してくれる本です。
マーケティング初心者位にオススメと解説されていましたので、一番最初に手にとった本でもあります。
何を売るのか?
この本で最初にでてくるのは、腕時計です。
腕時計の機能は、「時間を知ること」です。
昔は、いい時計の条件は正確な時間を知ることができることでした。
なので、腕時計の自慢には、この時計は30秒しかずれていない。などという言葉がありました。
しかし、現在ではスマートフォンの普及により、誰もが正確な時間をすることができるようになりました。
「時間を知るためのもの」としての価値はあっという間にスマホに取って代わられてしまいました。
もはや、「正確な時間を知るもの」の価値はなくなってしまいました。
これは、時間を知るための道具としての時計はコモデティ(日用品)になってしまったということです。
コモデティという単語は、非常に大事な言葉です。
今まで、価値が合ったものが、どんどんコモデティ化していきます。
これは、ものに限らず、スキルや資格なども該当します。
腕時計はコモデティ化してしまいました。
しかし、腕時計は市場から姿を消してはいません。
むしろ、腕時計の広告は電車などではよく見かけます。
一体何がおこっているのでしょうか?
これは、時計の価値が正確な時間を知ることができることから、別のものに移っていることを意味します。
今の時計の価値は、多岐にわたります。
ファッションアイテムとしての時計。
より、制度の高いランニングをするための時計。
登山のギアとしての時計。
正解を股にかける微イネスパーソンを象徴する時計。
このように、人の細かなニーズを満たすことにより、いまなお時計の価値は衰えることを知りません。
それぞれのニッチな分野で、勝負することで競合の少ないブルーオーシャンで勝負することができるのです。
自分でブルー・オーシャンを作り出すことにより、価格競争に持ち込まずに独自の価値を打ち出すことが可能となるのです。
訪問リハビリでは?
この戦略は、自分の手供している価値と顧客が求めている潜在的な価値を照らし合わせることにより、実現します。
まず、そもそもの価値から離れる必要性があると思います。
基本的なリハビリの価値とは、自立を促すことだと思います。
それだけでは、競合との競争に勝つことはできません。
当然まわりの競合たちも同じように、すばらしい治療技術を持ち合わせています。
プラスアルファでどのような価値を提供できるのかを考えていきましょう。
価値1
背中の曲がった自分からの脱却。まわりから「変わったね」といわれたい。
痛みを取ることはもちろんですが、背筋を伸ばす事により、転倒予防はもちろん、姿勢が変わったことによる、本人の意欲の改善。
価値2
最後の人生を安心して暮らす。終活から葬儀まで。
看取りの役割を果たすことが増えてきますが、それまでの家族の心理的なサポートを促していきます。
こんなんどうですかね?