給付金は皆さん届いたでしょうか?
僕は昨日、現在住んでいる八潮市からお金が振り込まれました。
給付金がいつになったらもらえるのだろうと思っていたのですが、今週の月曜日に市の方から、5/21日に振り込みますよ!というお知らせが届きました。
どうしてこれほど早く、給付金がもらえたのかを考えてみると、それは「マイナンバーカード」を持っていたからだと思います。
マイナンバーカードを持っていたことで、手早く手続きを済ませることができ、給付金を受け取ることができました。
創設の際だけ注目されましたが、その後日の目を浴びることのなかったマイナンバーカードですが、その仕組は素晴らしいものです。
国に監視されるから危ないなどと、いい加減なことを言う人がいますが、その仕組自体はい非常に有用ですので、今回はマイナンバーカードを作る際のメリットについて考えていきたいと思います。
目次
マイナンバーの歴史
マイナンバーは平成28年に総務省の管轄で開始しました。
国民それぞれに番号が割り振られ、国民番号と呼ばれます。
国民番号=マイナンバーです。
日本人における個人を特定するための番号ということになります。
この番号は、各市町村から住民に対して12桁の番号が付与されます。
過去にも国民に対して番号を付与することで、効率的に把握しようとした動きはありましたが、実現してきませんでした。
せいぜい基礎年金番号がやっとです。
しかし、基礎年金番号も年金記録の管理に不備が多く効率的な管理方法としては機能していませんでした。
そんななか、平成25年に番号制度が可決しました。
そして、平成27年から全住民に国民番号の指定が始まりました。
国民番号が割り振られてから、マイナンバーを使う機会のある人はそれほど多くはなかったのでしょうか。
今回の給付金の受け取りでは、申請をする人がたくさん出たそうです。
マイナンバーがあるといいよ
マイナンバーがあるといいですよ。
といっても、なかなかピンとこない人も多いと思います。
そこで今回は、具体的なメリットを3つほど挙げていきたいと思います。
メリット①手続きの簡略化
メリットの一つは手続きの簡略化です。
例えば、マイナンバーを持っているとコンビニからでも住民票を受け取ることが可能です。
この事により、役所で働く公務員の皆さんの雑務に咲かれる時間を減らすことができます。
つまり、仕事を減らすことができるので、人件費を削減するか、本来時間をかけるべき住民の声を聞く時間に多くの時間を当てることができます。
税金を効率的に使うことが可能となります。
仕組みが整えば、ほとんどのことが役場の窓口だけではなく、オンライン上で済ませることが可能となるはずです。
他にも、選挙にも使うことができるはずです。
選挙をやるたびに莫大なお金がかかりますが、マイナンバーとオンライン上での選挙が可能となれば、少ないお金で選挙が可能となります。
税金の無駄使いも減るはずです。
メリット②確定申告が楽
マイナンバーにより確定申告が圧倒的に楽になっています。
これもある意味では、メリット①の手続きの簡略化と同義ではありますが、確定申告については別のメリットが大きいでしょう。
確定申告のハードルが下がることで、副業やプチ起業などのハードルも下がります。
終身雇用制度が終焉し、自分の老後の生活は自分で設計しなくてはならなくなった現代。
どう考えても、自分で事業を組み立てることが求められるはずです。
しかし、行動を起こす上での制限に「確定申告が大変そう」というような意見があります。
考えてほしいのですが、本来、申告納税制度と言って自分で申告するもののはずです。
源泉徴収という仕組み自体が、本来のあり方から離れてしまっているのです。
これによって、税金に対して、真剣に考える機会を失っている人が多いでしょう。
もし、自分で税金を申告して、振込用紙を使って払っているとすれば、もっと真剣に税金のことや法律のことに関心を持つはずです。
マイナンバーにより確定申告をする人が増えたら、よりリテラシーの高い人が生まれると思います。
メリット③保険証代わりになる。
このメリットが個人的には非常に大きいと感じています。
別に保険証で良くない?と考える人もいると思うのですが、医療を受ける側にとってもメリットがあると思います。
現在の医療や介護のしくみでは、それぞれの医療機関ごとに患者のことを管理しています。
過去にどんな病気をしていて、どんな手術を受けているのか。
どんな薬を飲んでいて、どのような副作用が出ていたのか。
このことが生まれてから死ぬまで通しで把握できることはデメリットよりもメリットが大きいと感じています。
しかしながら、医師会や薬剤師会、歯科医師会などは反対しています。
これは、過去に人に知られたくない病気もマイナンバーの流出によって、人に知られてしまうかも知れないからとのことです。
個人的な印象では、患者のことを考えてというよりも、医療業種の不正な保険利用が明るみに出るのを恐れているのではないかと勘ぐってしまいますが、たしかに病気を忘れる権利や忘れられる権利というものは必要なのかも知れません。
実際に病院では、過去に入院した患者のデータはある程度保存されるでしょうが、保存の義務の期間をすぎると破棄されていた過去があります。
現在では、電子カルテによって殆どの情報が残っていると考えられます。
医療従事者には、患者の過去のデータは丸裸同然です。
データの流出という点では、マイナンバーでもなかろうともリスクはそれほど変わらないのではないかと考えています。
まとめ
マイナンバーによってもたらされるのはメリットのほうが大きいと感じています。
調べれば調べるほど、今後の世の中にとっては必要な仕組みだと言えるでしょう。
今後、技術の発展によってマイナンバーを悪用するケースも出てくるかも知れません。
しかし、車が移動を便利にしたことと、交通事故や事件を生み出したことと同じように考えると良いと思います。
使う人の問題で、仕組みや技術の問題にはしないほうが良いでしょう。
マイナンバーの通知カードの使用期限も迫ってきているはずなので、本物のカードを今のうちに取得しておきましょう。