雑記

理学療法士の将来性はどうかを考えてみよう【未来は暗いのか】

将来が不安という話をよく聞きます。

しかし、漠然とした不安をそのままにしておいても解決することは難しいでしょう。

今回は、そのような不安とどのように向き合っていけばよいのかを考えてみたいと思います。

なぜ理学療法士は不安なのか。

理学療法士を不安にさせる材料はたくさんあると思います。

私は個人的には、その材料をどのように調理するのかによって、不安になることもできれば、希望を持つこともできるのではないかと思っています。

理学療法士を不安にさせる材料①国の財源

理学療法士がその資格の力を果たすことができるのは、保険下においてでしょう。

その他の医療系の国家資格も、ほとんどが医療ないし、介護保険下での仕事に携わっています。

そんななかで、問題となるのが社会保障費の圧迫でしょう。

社会保障費は国の支出の中でも非常に大きな割合を締めており、大きな問題となっています。

今後、高齢者は増えるのに、生産人口はへってくるという世の中が本格的にやってきます。

これはどのようなことを意味するのかというと、一人あたりの単価を落とさなくてはならないということです。

同じ財源で沢山の人を見なくてはならないような仕組みになるので、国の制度としてはそうせざるを得ません。

理学療法士を不安にさせる材料②理学療法士の増加

ふたつめの材料は理学療法士の増加です。

2040年には、理学療法士の求人倍率が1.6倍になるといわれています。

正直、この数字も怪しいですが、とにかくこのままだと、就職先のない理学療法士が生まれてしまうということになります。

せっかく、頑張って国家資格を取得したのに、それを活かせる就職先がないのは不安になりますよね。

問題はそれだけではなく、ベテラン理学療法士の居場所がなくなることもあげられます。

理学療法士を不安にさせる材料③単価が変わらない

理学療法士が生み出せる金銭的な価値は新人でもベテランでも変わりません。

1単位いくらときまっており、いくら技術的な向上が見られたとしても、その数値が売上としては反映されません。

これは、経験年数を重ねていくと感じることのようです。

自分の価値が、新人理学療法士と変わらないと感じてしまうと、研鑽する気力も失われてしまうかもしれませんね。

広く世の中を見通してみよう

今までは安泰だった職種がいつのまにか安泰ではなくなる。

そのようなことはよくあることだと思います。

そもそも、今までが国によって生み出されたボーナスステージだったのです。

幻想を当然あるべき日常だと勘違いしてしまうことで、不安になってしまっているのです。

くり返しいいますが、今までの理学療法士のありかたは、幻想でありボーナスステージだったのです。

なので、僕たちの先輩には、ボーナスステージをフル活用して逃げ切ることのできた人達もいると思います。

しかし、今後はそうは行きません。

ですが、世の中全体から見ると、まだまだ恵まれた環境であると思います。

医療業界の外を見渡してほしいと思います。

そこには、資本主義経済をもとに食うか食われるかの世界が繰り広げられています。

企業同士がお互いの鍔迫り合いをしながら、売上を上げていく世界です。

そして、21世紀は不安定な時代です。

まるで、戦国時代と同じように明日はどうなるかわからないような世界がすでにひろがっています。

戦国時代と違うのは、失敗しても死にはしません。

しかし、未来が誰にも予測できないと時代であるということは間違いのないことだと思います。

VUCA(ブーカ)の時代という言葉がよく表していると思います。

Volatility(変動性・不安定さ)

Uncertainty(不確実性・不確定さ)

Complexity(複雑性)

Ambiguity(曖昧性・不明確さ)

の4つの頭文字をとってVUCAの時代といいますが、そのような時代を生きているということを理解しておく必要性があるでしょう。

問題は今までの正解が通用しなくなること

そして、そのような不確実性の時代では、今までの正解が通用しなくなるります。

今までは、ひたすら技術を磨いていけば、病院の中でのポストが約束されていたのかもしれません。

しかし、今後の世の中では、そのようなポストはすぐに埋まってしまいます。

そんななかで、じぶんがどのように努力を積み重ねていけば良いのかわからなくなってしまう人も多いと思います。

いままでの答えが、これからも答えとしてあり続けることはありません。

医療の分野というのは、今まで積み重ねてきた経験が生かされやすい分野です。

しかし、自分のキャリアを考える上では、いままでの経験や思い込みを新しく刷新していくことが必要になっていくと感じています。

介護系の理学療法士はこのようなことを考える機会が多いと思います。

利用者さんが、昔とは変わってしまった自分の体で、どのようにして生きていくのかを考えますよね。

これって、実は自分自身も同じなんです。

いままでとは、ルールが変わってしまいました。

なので、そこからどのようにして生きていくのかを自分自身で考えていくことが重要なんです。

自分がどう生きたいのか

利用者や患者さんに対して、「退院したら、もしくは体が良くなったらどうしたいですか?」と聞くことありますよね。

でも、これってすごい重要な質問だとおもんですよね。

患者さんは、病気や怪我を通してこのことについて考えなくてはなりません。

ですが、それって病気になったから考えることじゃないですよね。

もともと、考えておいたほうが良いことなんですよ。

どのような姿が自分の理想のあり方か。

そこが見えてくると、自分がどのように進めばよいのかを考えるだけですみます。

そして、自分にとっての理想の状態とはどんどん周りの環境によっても変わってくるものです。

自分の理想の状態が理学療法とは別の道だったなら、路線変更すれば良いんです。

人が足りて亡くてこあっている業界はたくさんあります。

そこで、挑戦してみてダメだったら戻ってきても良いんです。

戻れる資格があるというのだけでも、心理的な安心感につながるはずです。

そのような安心感をもとに自分の理想の状態を目指して動き続けましょう。

まとめ

理学療法士の将来は暗いのかというと、今まで眩しいくらい光っていたのが、収まったので相対的に暗く見えるが、実際はまだそこそこ明るい。

いつまでも光り続けることは難しいので、今の足場をもとにして自分なりの形を作っていくほうが良いかもしれませんね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。