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理学療法士のキャリアを考えてみよう。

今回は理学療法士としてのキャリアをどのように作っていくかということについて書いていきました。

理学療法士云々という話ではなく、この世の中をどのように生き抜いていくかということに焦点を当てて書いているのですが、正直自分で書いていても嫌になってきました。

しかし、目を背けるよりも現実を直視して、現在有効とされている方法に向けてかじを切っていくことが重要と思います。

結論としては理学療法士は、方っておいても現代と同じように未来でも中間層にいることができます。

理学療法士は食っていくには困ることは有りません。その分、贅沢はできないと考えたほうがいいでしょう。

未来の水準での贅沢はできないということです。

しかし、攻略法は間違いなくあります。

現状分析と未来予測

理学療法士としての未来は明るいという人もいれば暗いという人もいます。

観点が異なると、評価の結果も異なるのですが、なるべく客観的に考えられる評価軸を持って判断したいと思います。

社会保障から考える。

私達の給料は、社会保障費から支払われています。

つまり、給料の大半を税金からもらっています。

これは、プラスの面もありますし、マイナスの面もあります。

税金から支払われるので、収入が途絶えるような心配はありません。しかしながら、収入を大幅に増やしていくことも困難です。

今後は国の税収が減っていく中で、社会保障費は増えていきます。

そして重要なのは、国は大幅には社会保障費をカットできないという事実です。

橘玲さんの書籍でも書かれていることなのですが、政治家は団塊の世代の票を当てにしているため、その世代に厳しいことはできません。

過去にもそれが証明されています。

日本の経済力を保つためには終身雇用制度をいち早く終了させる必要がありました。しかし、団塊の世代が引退するタイミングまで終身雇用制度は引き伸ばされたのです。これは、団塊の世代への忖度と言ってもいいでしょう。

日本の財政面を考えると社会保障費を抑える方向になるだろうと考えられますが、実際には団塊の世代の数が減らない限り、手厚い保障は保たれるはずです。

おそらく、2040年位まではそれが続くでしょう。

そして、それ以降の高齢者の数は減っていくので、放っておいても社会保障費の抑制は起きないはずです。

一定の社会保障費は保たれますが、そのパイをどのように取り合うかという点については議論が必要です。

理学療法士およびリハビリテーション関連職種が、自分の取り分を今後とっていけるか。

理学療法士の数は他の医療職に比べても飛躍的に伸びていきます。

投票数が増えれば議員の数も増やしていくことができるはずですが、正直未来は暗いかなと予測しています。

なぜかというと、投票により自分たちの職種の置かれる立ち位置が変わるということを理解できるような環境にないからです。

これは、理学療法士がどうという問題ではなく、現代の20代、30代に言える問題だと思います。

令和元年に行われた参議院選挙では20代、30代の投票率はそれぞれ、33%、38%と低い数値となっています。

理学療法士の大半が、20代、30代と選挙に行く習慣のない世代でもあります。

そのような現状では、いくら数が増えたとて、高い得票数は得られないのではないかと思います。

他の歴史のある医療職が現状維持で強いままになるのではないでしょうか。

最低限の給料は保証されるでしょうが、そのレベルの水準を維持すると予測しています。

多くの高齢者を一定の社会保障費で見るので、一人あたりの売上は下がります。

つまり、多くの患者をみて、少ない収入を得ることになるでしょう。

平均給与300万~350万円(贅沢することはできないが、生活していける水準)

その頃には、それくらいの収入は中間層になると見ています。

自由な世の中になる反面実力がなければ食っていけないという世の中が来るのに、理学療法士という資格を持っているだけで、中間層に入れます。

現代と比べると、たしかに貧しくなるかもしれません。

しかし、比較を過去や未来と比べるということはあまり意味がないと思っています。

戦争中と比べたら、誰しも幸せです。

そのよのなかで、大した努力をしなくても理学療法士という資格で飯が食えるというのは、他の職種からするとありえないことだと思います。

仕事の将来性から考える

今まで、多くの仕事が生まれ、多くの仕事が消えていきました。

理学療法士の仕事は、消えない仕事だと言われています。

しかしながらその仕事のあり方についても考えていく必要性があります。

最近では、ビッグデータからリハビリテーションプログラムが作成されるようになってきています。

アプリなどでもプログラムを作成できるものが増えています。

予防分野に関しては、Wii fitなどがライバルになってくるはずです。

そんななかで、理学療法士としての資格の価値とはどのような点にあるのでしょうか。

理学療法士として、価値がある能力は、未来を作る力だと思います。

これは、他の医療職種やAI、機械などには取って代わることのできない力だと思います。

ニード、やホープなどの個人因子やその人の家庭環境や家の作りなどの環境因子を踏まえた上で、対象者がどのような未来を作っていきたいかを一緒に考えていく力は、何よりの武器になると思っています。

その能力は、理学療法士だけではなく他の現場でも生かされる能力だと言えるでしょう。

なぜなら、人を動かす力そのものだからです。

一人の人を動かすことができるのならば、多くの人も動かすことができます、

人をどのようにして動かすかというと、対象の人に理想の未来を描かせることです。

商品の販売などその方法ですよね。

「あなたが今困っていることは、この商品を購入することで解決しますよ!」

「あなたがいま自宅で困っていることは何ですか?この運動をすると解決しますよ!」

臨床に取り組んでいるうえで養われる能力は、非常に価値のある能力だと言えるでしょう。

能力主義になっていく世の中で、このような能力が身につくということだけでもプラスと見えます。

忘れてはいけないのは、どのような職種でも、能力を身に着けようと思えば身につけることができます。

理学療法士という環境では、誰もがそのような能力を身に着けやすいということですね。

あと、医療的な知識は今後役に立たないと思います。知識は役に立ちません。AIのほうがよっぽど役に立ちます。

仕事自体の幸福度

療法士は、成果を目の当たりにすることのできる仕事です。

仕事の大半は、分業が進んでおり、自分の取り組んでいる部分だけしか見えないものが多いはずです。

例えるなら、向上で働いている人は、その商品を手にとって喜ぶ人の顔は見えないですよね。

自分の仕事の意義を感じにくいところがあると思います。

療法士は、自分の仕事の成果を目の当たりにすることができます。

それは、実際には病院というシステムと、医療事務さんなどの影の支えがあって実現するわけなのですが、はっきりいっておいしい立場だと思います。

分業が進み、自分の仕事の成果や、やりがいを感じにくくなっていく世の中で、目の前の人のために全力で頑張れる仕事というものはなかなかないと思います。

現代社会の攻略法

現代社会をどのように生きていくか。

それを療法士の視点で考えていきたいのですが、まずはその枠組を外れて考える必要があります。

現代社会をどのように定義するかという問題もありますが、理想の生活を手に入れるためには、お金と時間の問題をクリアしなくてはなりません。

先程の未来予想では、療法士は食ってく分には安泰と見ています。

しかし、時間とお金は貧しくなっていくはずです。

たとえ今と同じ給料を保てたとしても、今後税金は上がっていくはずです。

現状ですら収入の40%近い額面を税金で持ってかれているのですから、税金が上がると手元に残る金額はわずかになってしまいます。

税金でお金をもらって、また税金でお金を取り上げられるわけです。

これに対する解決策は、法人を持つことの一点です。

別に株式会社でなくとも、合同会社でもかまいません。

節税対策のために会社を作るのは、合法的な方法です。

法人を持つということは自分の働き方を変えること

仕事を考える上で、仕事を4つのクワドランドから考えていく必要があります。

4つのクワドランドとは、「キャッシュフロー・クワドラント」という本で解説されている言葉です。

仕事は、「Employ(従業員)」「Self Employ(自営業)」「Business owner(社長)」「Invader(投資家)」の4つからなるという説明です。

法人を持つということを考えると「B」の領域の仕事をもつ必要があります。

どのような立場や仕事であってもつきつめると法人を持つことは可能です。

自分の仕事の先には法人を持つというゴールを持って考えてみると未来が変わって見えてくるはずです。

理学療法士としてのキャリアデザイン

理学療法士手のキャリアに関して複数のルートを考えてみました。

  • 会社員ルート
  • 職人ルート
  • 起業家ルート
  • 会社員+副業ルート

会社員ルート

ほとんどの理学療法士がこのルートをたどります。

会社に雇われて働く生き方です。

転職など繰り返し、はじめのうちは収入が改善されることもあるはずです。

しかし、40代を境に転職することは困難になります。

そしてその頃までに、管理職につけなかった場合、贅沢することはこんなんです。

おそらく定年も引き上がるでしょうから、75歳まで勤め上げ、その後も何らかの仕事をするはずです。

もしかすると途中で肉体的な限界か、もしくは他の理由で転職することもあるかもしれません。

ここのルートで頑張った先にあるのは、雇われ社長がマックスです。

社長と言っても給料から収入を得るので、引退したら収入ゼロです。

老後は、きちんと税金を収めていたのにも関わらず、もらえる税金はわずかです。

日々貯金を切り崩しながら、貯金がいつ付きてしまうかと不安になりながら余生を送ることになります。

誰もが何もしないとこの道をたどることになります。

iDeCoなどの運用はこのルートには入っていません。それは、会社員+副業ルートになります。

職人ルート

ここのルートは、自分の技術で食ってく働き方です。

自分の技術をひたすら高め、自分の労働力の単価を高めます。

会社員と異なることは、高い給料を得られることも可能な反面、自分が働けなくなると収入が途絶えます。

研修会の講師などをやることもあるかもしれません。

場合によっては起業することもあります。

このルートは、講師としての出版は含まれません。あくまで、自分の腕一本で食っていくルートになります。

起業にしても、自分がいないと会社は回らないというのがこのルートになります。

起業家ルート

会社を持つことを目標に進んでいきます。

その過程で、前半の2つのルートをたどることもあります。

訪問看護やデイサービスの起業などなど。

整体院の起業では複数店舗を持ったときには、ここになります。

自分の手を離れても回っていくようなビジネスを持つことが、このルートになります。

会社員+副業ルート

このルートが王道ルートと考えています。

給料以外に収入を得る方法を持つことです。

この場合の副業は、給料以外の収入とします。

なので、2箇所で働くというのは会社員ルートです。

資産運用もここに含みます。

なので、つみたてNISAやiDeCoもここに含みます。

可能であれば、ここで法人を持てるのが理想です。

法人を持てるくらいの収入を得られる仕組みを作り上げる。

理学療法士としてのキャリアを活かす方法や全く異なる仕事でもいいと思います。

ここでの頑張りは、本業の方にも還元される可能性が高いので、積極的に取り組むことが理想です。

副業NGはまずい

今回紹介しているように、副業ができない会社はまずいです。

働きたくなったときに働けない環境というのはよくありません。

今、自分の方向性がはっきりしないうちはいいのですが、自分の方向性が定まったときに、走りたくても走れないということになってしまいます。

交渉次第では、副業に応じてくれる会社もあると思いますので、今のうちに情報収集や上司に副業について聞いてみるといいと思います。

まとめ

未来は明るいと言える点

  • 努力しなくても中間層に入れる
  • 市場価値の高い能力が手に入る
  • 法人を持ちやすい(PTに限らない)

未来は暗いと言える点

  • 今と同じ努力では、今と同じ生活水準は手に入らない
  • 努力しないと、老後は悲惨

いいかわるいかはおいておいて、自由な世の中の分。

努力するかしないかで明暗がはっきり分かれる世の中になると思います。

僕、個人の見解としては、理学療法士という立場があるので、挑戦しやすいと考えています。

他の立場だったらそうはいいかないと思いますので、理学療法士の未来は悪くないと思っています。

理学療法士としての仕事が好きであるならば、それをお金にできるような努力は必要ですよね。