書評

マーケティング初学者向け『これ、いったいどうやったら売れるんですか?』【書評】

マーケテイングの考え方はどんな分野でも役に立ちます。

マーケテイングとは「頑張らなくても売れる方法」のことです。

資本主義の世界は、自分の商品をマーケットに持ち込み、それを売ることにより成り立っています。

つまり、この世の中を生き抜くためには何らかの商品を、世の中に売らなくてはなりません。

自分は会社員だから、ものを売る必要なんかない!と思っている方もいるかもしれません。

しかし、会社員であろうと自分の商品を売っていることに変わりはありません。

会社員は自分の労働力を会社に売っているのに過ぎません。

頑張らなくても、自分の労働力が高値で売れたらいいですよね。

がむしゃらに頑張るのではなく、マーケティングの視点を持って取り組めばさらに飛躍することができるでしょう。

本の構成

この本は8章立てです。

それぞれの章ごとにわかりやすい例にてマーケテイングの概念を解説してくれます。

1章は腕時計。

2章はベンツ。

3章はマンゴー。

4章はプリン。

5章はセブン。

6章ははなまるうどん。

7章はきゃりーぱみゅぱみゅ。

8章は古本屋。

身近に感じるような事例から始まり、段々とマーケテイングという概念がわかるようになっている。

初心者には非常にオススメの本でしょう。

価値とはなにか?バリューポジション

バリュープロポジションとは?

価値の創造です。

他では手に入らないものを提供してはじめて、お客さんがお金を出す理由になります。

お金を出す理由は、「ほしいと思い、かつそれに変わるものがないもの」となり、それこそがバリュー・プロポジションだ。

もともと腕時計のバリュー・プロポジションは正確な時間を知ることができることでした。

しかし、今では正確な時間を知るためにはスマホがあれば十分です。

それなのにも関わらず、腕時計は今なお売れています。

これは、腕時計おバリューポジションが正確な時間を知ることから脱却し、異なる価値を提供しているからでしょう。

このことは、本書の第1章で詳しく解説されています。

今まで存在していた、価値のあるものも、強豪がバンバン出てくるので、それだけでは価値を提供することはできなくなっています。

生き残るためには、どんどんニッチな路線に進むしか仕方がなくなっているように感じました。

資産を築く

顧客を満足させていくと、それがブランドを形成していきます。

最初は潜在客だったのが、見込み客となり、新規顧客、リピーター、贔屓客、ブランド信者に昇格していきます。

これらを形つくるのは十分な満足感を与えることです。

これは、単に要求を満たすだけでは不十分で、事前の期待を超えたときに初めて生まれます。

そして、その顧客満足がブランドを作っていきます。

ブランドは、顧客満足の積み重ねで作られます。

なので、沢山の人から「あの商品は満足度が高い」と思われたら、それ地雷がブランドになりブランド資産になります。

ブランド資産が生まれると、顧客一人あたりの単価が上昇します。

顧客一人あたりの金額が上がることは、企業に莫大な利益をもたらしてくれるのです。

マーケティングミックス

マーケティングミックスとは、「商品戦略」「価格戦略」「チャネル戦略」「プロモーション戦略」これら4つをまとめたものです。

これは「4P」とも呼ばれます。

商品(Product)、価格(Price)、チャネル(Place)、プロモーション(Promotion)の頭文字をとったものです。

マーケティングでは、これらの4Pをある一定の方向に向けて整えていくことで成果を出していきます。

それぞれの設定がバラバラだと効果は薄くなってしまいます。

マーケティングとは、顧客が求めているものは何なのかについて徹底的に考え抜き、一つの方向性を決めることです。

そのうえで、その方向性に従い、4つのPでマーケティングを行っていきます。

仮に、消費者のいい姿勢で過ごせるようになりたいと言う欲求を満たすのであれば、それに合った商品(筋トレグッズ)をそれに合った価格で、販売する場所を工夫し、適切な広告を売った上で販売していくことが良いと思われます。