書評

<書評>治せば繁盛は大間違い『口コミ繁盛店のつくりかた』

著者は自称口コミコーディネーターの花谷博之さん。この方は鍼灸師さんなのですが、キャリアのスタートの仕方が人と異なるかたです。

医療との関わりのスタートは、中国への留学です。

中国の病院に留学し、そこで様々な治療技術を身につけたあと、帰国し、鍼灸師の資格を取得したそうです。

鍼灸師になる前から、治療法への造詣は深く、専門学校に通うための資金は自分の治療技術で稼いだかただそうです。

そんな花谷先生が、治療技術だけでは、経営が成り立たない。
繁盛させるためには、治すのは当たり前で、その上で何を提供できるのか。その考えをまとめた本となっています。

治療家としての心構え

「治せば繁盛」が「解れば繁盛」という先生独自のコンセプトを解説してくれます。

治療家の人たちは、自分の技術力に自信を持っている人が多いです。
そして、自分の技術さえ磨けばお客さんは来てくれると勘違いしてしまいます。
たしかに、誰にも治せない痛みを取れるならば人は集まってくると考えがちです。
しかし、プロの治療家であるならば、治すのは当たり前だと思います。
その技術力を備えた上で、解れば繁盛。
患者様との関係性を構築することに時間を費やすべきと説いています。
患者と先生という関係ではなく、家族のような関係性を目指すべきです。

そのために、スタッフの教育や、治療院の仕組みをちゃんと作らなくてはならないということです。

そうすることで、口コミは生まれていきます。

口コミはどんな時に生まれるのか

治療院だけに関わらず、商売をやっていく上では、リピートと口コミが重要となってきます。
そもそも自分はどんな時に、リピートや口コミをしたくなるかを考えることから始めましょう。

口コミしたくなる時のキーワードは、「情と興奮」
感情が動かされるような体験をデザインできた時に口コミは生まれます。
本書の中では、そのような体験を狙って作り出すような具体例がたくさん解説されています。

まとめ

繁盛する治療院をつくるためのキーワードは「解れば繁盛」
口コミしやすいような解りやすいお店作りが重要です。
本書を読むと、治療技術を高めるのはもちろんですが、お客様を感動させるためにはここまでしなければならないのかと喝を入れられるような気持ちになります。

治療院やサロンなど、もしくはイベントの企画などにも役立つ考えが散りばめられています。
興味のある方は一度読んでみてはいかがでしょうか?
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。楽しんでいただければ嬉しいです。