書評

<書評>人に対しての考え方がすっと入ってくる『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』

みなさんはDJあおいという人を知っていますか?
Twitterに詳しい方ならもしかすると知っているかもしれません。
僕は教えてもらうまでは知りませんでした。

一般人の主婦としては異例のフォロワー37万人。その時点で一般の主婦ではないよなとも思います。


そのツイートは、グサグサささる。

人間関係の悩みや恋愛相談が多いようですが、彼女のコミュニケーション観に触れることで、自分の価値観も広がった気もします。
広がると言うよりも、深まる。の方がしっくりくるかもしれません。

この本は特に女性の人間関係にフォーカスしたものですが、男の自分が読んでもささるフレーズが多かったです。
はじめにからはじまり、四章立てで進んでいきます。
それぞれの章ごとに、響くフレーズを紹介していきたいと思います。

目次

はじめに


「人付き合いが辛い、疲れる、と言う話をよく聞きます。しかし、人付き合いというのはそもそも疲れるものなのです。疲れないように人付き合いをしたいなんて図々しいにもほどがあります。なにせ、生活していく上で一番疲れることが人付き合いなんですから。」
DJあおいさんは、人間関係、人付き合いのことをそれだけの労力を注がないとならないほど、大切なものだと言っています。

はじめにで語られているのは、自分の周りの人たちに支えられて生活していく上で、感謝と労力を相手に向けることの大切さが語られます。

1章 誰かといい関係を作るには(自分自身の扱い方)


人見知り
「他人から嫌われることを極度に怖がっている人ほど人見知りでね
その反動でこの人は自分のことを許してくれる人だなっていう人に
他人から嫌われるかもしれない自分を大解放して
ワガママになったり毒を吐いたりしちゃうわけよ
大事な人ほど大事にしないタイプが人見知り」

人見知りの項の頭の部分だけですが、グサグサささります。
人見知りのことを自分の中では、初対面では物怖じしてしまう人、だったり、人付き合いが苦手くらいの考えしか持っていませんでした。しかし、この項を読むと、人見知りの悪い部分やいい部分がDJあおいさんの言葉で教えてくれます。
自分の意識できていない人見知りの部分を意識させられるところが多かったです。

2章 周りの人に振り回されない


謙虚な美人と卑屈なブス
美人でいることとブスでいることだと、ブスでいることの方が楽と言っています。
美人でいる努力ができる人が美人なのだそうです。
ここの部分は男女を問わずに当てはまる話だと思います。

自分の生活習慣が顔つきに現れるそうです。「内面がダメだから、、」と卑屈になる人は、内面を磨く努力、生活を美しくしていく努力が足りない。
ここの部分がとっても刺さりました。
ブスについてのコラムをしょうかいします。
「私たちはとてもクズです
クズであることはちゃんと自覚しています
だから周りに迷惑をかけてもいいので
やりたくないこともやらなくていいのです
それはクズだから許されること
だからどうか私を責めずに優しく見守ってください」

「女の人間関係はめんどうなのよ」を読んでみて
僕が読んでみて感じたのは、これは女性の人間関係だけの話ではなく、男女を問わない人間関係の教科書の、ような本だと思いました。
この本は、うまく言葉で解説できない被害者ヅラをしている人間に、ある意味では厳しい教えを与えてくれる本です。
正直、一人で読んでいて、喝を入れられる部分がとても多かったです。
みんなで、この本を買ってみて、それぞれ一番刺さったフレーズを共有したりすると、その人の内面が見えるような気がするので、読書会の本にも良さそうです。

人によってささるフレーズは違うと思いますが、人間関係に悩みを抱える方にはオススメしたい本です。
今の自分の考えを広げてくれるフレーズと出会える本だと思います。

まとめ


DJあおいさんの本は、複数出版されていますが、今回はその一冊の紹介でした。
厳しい言葉に出会いたい人にはオススメです。世の中の見え方が少し変化すると思います。

最期まで読んでいただきありがとうございます。