書評

<書評>成功者も最初の一歩はみんなと同じ『サードドア 精神的資産の増やし方』

今回紹介する本は、アレックス・バナヤン著。『サードドア 精神的資産の増やし方』という本です。

この本を知ったきっかけは、電車広告です。

ビル・ゲイツに合うためにはどうしたらいいのかという方法を考え抜いた本。第3の抜け道を動作がしていくかと言うようなコピーや紹介を見て、ビジネス書だと思っていたのですが、実際は、著者のアレックスの冒険小説です。

気になっていたので、書店で立ち読みしたのですが、冒頭部分からめちゃくちゃ面白い。

いい意味で期待を裏切られました。

僕は、待ち合わせのときに時間に余裕を持っておいて、書店に行くことが多いです。

そのときに立ち読みしていて、ストーリーに引き込まれてしまい、待ち合わせ時間に遅刻する原因となりました。

冒頭だけでも面白いです。これがノンフィクションなのか、と思うくらいアレックスの行動力に驚いてしまいます。

アレックスは、大学1年生のときに、あるミッションを思いつきます。

ビル・ゲイツの成し遂げたことを考えたとき、

“彼はいったいどうやって登頂の第一歩を踏み出したんだ?”という考えが生まれます。

そのことについて、大学の図書館などで調べまくるのですが、どこにもその答えは載っていません。

そこでかれは、誰もそのことを書いていないなら、いっそ自分が書くのはどうだろうか。

成功者の最初の一歩の話を自分と同年代の人たちに届けることで、勇気つけることではないか。それをミッションとして最初の一歩を踏み出します。

アレックスの最初の一歩~資金調達~

その時アレックスは普通の大学一年生ですので、お金がありません。

しかし、いろいろな成功者たちにインタビューするためには、そのための活動資金をまず稼がなくてはなりません。

普通の労働収入では、時間がかかりすぎるし、取材するためには時間が必要だ。

そんなときに、偶然友人のFacebookに、テレビ番組の「プライス・イズ・ライト」の無料入場券の投稿に目が止まります。

この番組は、色々な商品の正しい値段を当てる番組です。彼は、優勝賞品の豪華ヨットに目をつけるのです。

商品を勝ち取りそれを売却することで、活動資金にしようと企みます。

ただ、そうしようと思うのは簡単ですが、どうやって優勝するのか。

この方法こそ、サードドアの概念を体現していると思います。

「ファーストドア」というのは、一般人のドアを指しており、世界の人々の99%が通るルートです。99%が通るので、窮屈でしんどいルートです。

「セカンドドア」は世界の1%が通る成功者の通るドアであり、悠々と涼しい顔で通れるルートです。セカンドドアは、大半の人は関係なく、セレブ、お金持ちのみに許されたルートというわけです。

「サードドア」はそれ以外のドア。つまり抜け道です。

この3つのドアをパーティーに例えて解説されている項目があります。

あるパーティーに参加するとします。このパーティーはとても人気なパーティーでほとんどの人は参加できません。

「ファーストドア」の人々は、正門に長い行列を作り、ただただ待っています。運が良ければ、会場に入ることもできますが、ほとんどの人は入ることができません。

「セカンドドア」はVIP専用の入口から入ることができます。しかし当然VIP限定。それ以外の人は個々の入口に入るどころか、近づくことすらできません。

「サードドア」は裏口です。厨房の隙間を気付かれないように通り抜け、鍵のかかった扉を何度もノックします。そしてその前を通る人にアピールして、中から鍵があくまでトライします。

一般の人間が、パーティーに参加する方法は、「ファーストドア」か「サードドア」しかありません。どっちがしんどいかといったら、「サードドア」に決まっています。

行列に並んでいる人たちからしたら、ズルをしているように見られるかもしれませんし、厨房の職員からは邪魔者扱いです。

しかし、そこまでしなくては、そのパーティーに参加できないのです。

ただ行列に並んで、順番をまつだけでは、成功することはできないのです。

本気で、何かを成し遂げたいと考えるなら、正攻法ではうまくいかないということをこの本から学ぶことができます。

「フリンチ(萎縮)」と戦う

なにかに挑戦するとき。例えば大好きな女の子に告白するときや、大きな仕事のプレゼンを初めてするときに、緊張してしまい言葉が出ない。一歩が踏み出せないという経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

その、一歩踏み出せない状態のことを、フリンチ(萎縮)として紹介しています。

なにかに挑戦するとき、誰にしてもフリンチはやってきます。

この本では、アレックスが大きなチャンスを目の前にしたときに、フリンチ(萎縮)のためにチャンスを逃してしまうというシーンがたくさん描かれています。

成功者のはじめの一歩のインタビューでも、フリンチが襲ってきたという場面が出てきます。

フリンチに打ち勝つ方法は、人によって様々な方法があるのですが、アレックスでもフリンチに負けてしまうことがあります。

おそらく、偉大な成功者と呼ばれる人たちも、負ける事はあったのだと思います。

あのスティーブ・ジョブスですら最初のときには、フリンチが襲って来ます。

しかし、成功者たちはどこかの場面でフリンチに打ち勝ってきているのです。

まとめ

このほんの一部を紹介させていただいたのですが、アレックスがどうやって成功者にインタビューの約束を取り付けたのか。

場面によって様々な「サードドア」が出てきます。

その方法を一緒に体験するだけでも楽しいですし、インタビューの内容自体も面白いです。

ただの成功者へのインタビューではありません。

その中身は、成功者への第一歩踏み出した若者を応援するアドバイスです。

インタビューする人間がどうやってたどり着いたのかが見えるので、それに対してのアドバイスや注意が当たりします。

とにかく厚くなれる本です。スピード感も感じられ、あっという間に読み終わってしまいます。

なにかに挑戦する人には、ぜひ読んでいただきたい一冊ですので、よければ読んでみてはいかがでしょうか?

今回も最期まで読んでいただきありがとうございました。楽しんでいただければ嬉しいです。