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<体験談>100km歩ききったよ!東京エクストリームウォーク100

今回は小田原から東京まで26時間以内に100キロ歩く、「東京エクストリームウォーク100」という大会に参加してきましたのでその体験談を報告したいと思います。

準備で重要な点や、やっておけばよかったことを振り返ってみました。

無事に歩き終えて感じたことは、すごい大変だったけど貴重な経験になりました。そして、歩いているときは、もう二度と参加したくないと思っていたのですが、終わってみるとまた参加してみたいかもと思っています。

目次

東京エクストリームウォーク100とは

みなさんは、東京エクストリームウォークという大会を知っているでしょうか。

殆どの方は知らないと思います。

なんでかというと、この大会、2019年から始まった大会なんです。

100kmウォークの大会自体は各地で行われているみたいですが、東京で行われる大会はこの大会だけのようです。

プレ大会が6月に開催され、11月2,3日にかけて第2回の大会が開催されました。

ルールは簡単。

小田原城前から、東京の朝日新聞社までの100kmを26時間以内に歩ききるという大会です。

「東京エクストリームウォーク100とは、自信の体力と気力の限界に挑み、100kmを歩ききるイベントです。神奈川県小田原市の小田原城址公園を出発し、東京・築地を目指します。制限時間は26時間。多くの人が夜通し歩く「エクストリーム(過激)」なウォーキングです。

引用:東京エクストリームウォーク100公式ホームページ

この大会に出るまで、100kmウォーキングという大会がある事自体知りませんでした。

僕は友だちに誘われて軽い気持ちで参加したのですが、みなさんなら100kmウォークの大会に出ようよと誘われたらどうしますか?

冷静に考えると100km歩くって尋常じゃないことですよね。

20kmくらい歩いてもノーダメージだった経験があるので、100kmいけるだろと簡単に考えていました。

ですが、参加してみるとえらい大変でした。

体験談 東京エクストリームウォーク100

準備編

準備でやっておくことは色々あると思うのですが、

①必要な物品を揃えておく

②事前に歩きこんでおく

の2点が重要だと思います。

これをしっかりやっておけば大会をしっかりと楽しめると思います。

僕の場合だと、2つとも準備が不十分でとっても大変でした。

具体的に何が起きたかと言うと、50kmぐらいから足に豆ができてしまい、普通の歩き方ができませんでした

最終的には、両足の母趾球、足指の底足、背側部、足底の1,2,3,4指の付け根の部分に豆ができます。豆というか水ぶくれのような状態です。

こんな状態でよく歩ききったなと自分でも思うような状態です。

正直この記事を書いている今も、まともに歩けません。

そして、レースのあとに爪が2枚ほど剥がれました。(2ヶ月ほどで治りました!)

なぜ、こんな事になってしまったのかと言うと、事前の準備が不十分だったからなんですね。

準備に関しては、別の記事でも書いていますのでコチラもご参照ください!

東京エクストリームウォーク100を100kmウォーク初心者が攻略する

①必要な物品の準備

大会に出場するために必須のものがあります。

  • スマートフォン
  • ヘッドランプ
  • マイカップ

これは大会の受付の段階でチェックがありますので、必ず必要になります。当日販売はしていないので忘れずに準備しておきましょう。

それを除いて必要なものがあります。

それは、「自分の足にあった靴」と「いい靴下」です。

ここを外してしまったせいで、僕の足は豆だらけになってしまいました。

普通の靴下よりも、速乾性のある靴下が必要です。

僕が履いていた靴下は、登山用のものではあったのですが、登山用品のバーゲンセールで購入したもので、速乾性があまりいいものではありませんでした。

結果どうなったのかと言うと、汗が乾かず、皮膚がふやけてしまい、豆ができやすい状態にさらされ続けてしまいました。

正直、大会前にブログとかチェックしていい靴下が必要と書かれていたので、必要なことはわかっていました。

なので、お店まで買いに行ったのですが、ちょっとお高めだったので、持っているのでいいかと高をくくっていたのですが、正直モーレツに後悔しました。

八つ当たりですが、安物の靴下は大会後すぐに捨ててしまいました(笑)

ちなみに100kmウォーク常連さんがおすすめしている靴下はこちらです。

  • イトイテックス ランニングソックス
  • ポイント6 ハイキングテックミディアムクルー
  • ザムスト アーチリフトソックス

一緒に参加した友人は、いい靴下を用意していたためか足に豆はできませんでした。

靴下は意外と侮れないです。

登山用品店でポイント6の靴下を手にとったときに「3600円か~高いな~」と思ったのですが、「正村くん買ったほうがいいよ。」と教えてあげたいです。

買わないで公開するよりも、買って後悔しろ!

靴下は不要なものでは有りませんし。100キロウォークに参加するような人にとっていい靴下は活躍する場面はたくさんあるのではないでしょうか?

持ち物だけの記事も書いてます

→「東京エクストリームウォーク100【完歩するためにおすすめの持ち物は?】

②歩きこむ

事前のトレーニングは足の皮膚に負荷をかけておいたほうがいいです。

僕は普段自転車通勤なので、体力にはそれなりに自身がありました。

レースに参加の結果をみても、体力的にはそれほど問題ないかなとも思いました。

ですが、自転車では足の皮膚を丈夫にすることはできません。

靴下の影響もあるとは思いますが、そもそも僕の足は長距離歩けるような丈夫な皮膚ではなかったのだと思います。

正直、赤ちゃんの肌にも負けないくらいのしっとりさと柔らかさを兼ね備えていたと思います。笑

100km歩かなくてもいいので、事前の歩きこみは十分に行いましょう。

皮膚に付加をかけるという点では、ランニングでも良さそうです。

足の豆予防という意味と歩く体力をつけるという点では絶対にやっておいて損はありません。

あるき方についての記事はこちら

→「東京エクストリームウォーク100【完歩のための歩き方】

受付前後の流れ

受付は、すごい並びます。

すごい並びますが、それほど長時間待つようなことは有りませんでした。

番号ごとに受付の順番もずらしてある影響でしょう。運営側の努力が垣間見えます。

あとは、運営スタッフには学生ボランティアの方もいて歩く前にフレッシュな気持ちを味わえました!

 

受付をを済ませると、ゼッケンとちょっとした携帯食を渡されます。

携帯食は荷物になるのでガンガン消費しましょう。

 

受付はかなり混雑します。

必要ない荷物は預けることできるので、ここで不要なものは預けてしまいましょう。

正直ほとんど荷物はなくても大丈夫かなと思いました。

食事はコンビニで済ませれば持ち歩かなくて済みますし、お金はSuicaなどの電子マネーにチャージしておけば大丈夫です。

正直スマホのキャッシュレスとカードで十分だと思います。

 

レースがスタートして1.2時間はトイレにたどり着くのが大変なので、あらかじめ済ましておくのがいいでしょう。

この時間帯は集団が全く崩れません。

コンビニのトイレはどこも行列になってしまいます。

もしトイレに行きたくなったら、マックやドラッグストアのほうが時間をロスしなくて済みます。

マクドナルドであれば食事もすぐに出てきますし、歩きながら食べやすいものもあるのでおすすめです。

 

レースが開始すると全員が一斉にスタート!とはなりません。

道が混雑してしまうので10人くらいずつのスタートになります。

開始前の行列。最初の人がスタートしてから結構待ちます。

ちょっとずつスタートしても、はじめのうちはずっと塊ができています。

 

レース中

レースが始まってから気にしたほうがいいのは、テーピングの状態を確認することと水分を確保することくらいです。

ずっと歩いているとテンションが上ってきますが、別にその場のノリに任せて大丈夫です。

レースが終わったあとも、口と腕では元気でした。あのときはしゃぎすぎなければ楽だったのに、とはなりませんので、人の迷惑にならない範囲で楽しんでください。

 

あとは、風景を楽しむのとエイドステーションの軽食を楽しんでください。

最初のチェックポイントで提供された「小田原みかん」と「かまぼこ」はとってもおいしかったです。

 

休憩用にレジャーシートがあると良かったかなとも思いました。

日が沈んでからは、エイドステーションの温かい飲み物に助けられました。止まると寒いので味噌汁はめちゃめちゃありがたかったです。

夜の江ノ島。前の人の缶バッチの明かりに勇気づけられます。

夜の時間帯の歩きはめちゃめちゃ辛いです。

寒いし疲れるし、足は痛むし。

深夜の2~3時ころが正念場になります。

この時間帯には完全に集団は崩れているので、仲間と励まし合いながら歩きましょう。

 

歩きが速い人には関係のない話ですが、ペース配分にも気をつけたいところです。

かなりの人が第2チェックポイントで関門時間に間に合わずにリタイアになっていました。

この時間までにはここを通過しておくという目安をあらかじめ立てておきましょう。

歩きに自信のない人は、コースを前もって眺めておいて、だいたいこのあたりをこの時間に通過するという予測を立てておいたほうがいいです。

僕は、レース中に地図を見ながら計算しましたが、結構危ないところがありました。

やばいと気づかなかったらアウトだったかもしれません。そして、気がつくのが遅いとその時点でアウトになりかねません。

体力面での不安がある人は必須です。

第2チェックポイントは深夜0時。第3チェックポイントは午前9時。

 

頑張って第3チェックポイントを目指しましょう。

第3チェックポイントまでたどり着くことができれば、ほとんど問題有りません。

そこからは、ペースメーカーの人が一緒に歩いてくれるので、時間切れの心配はありません。

のハズだったのですが、ペース配分にミスが有ったようです。

そのおかげもあって、僕は26時間過ぎてしまったのですが、完歩扱いにしてもらえました。

 

いやー危なかった。

レース後

ゴールすると完歩賞がもらえます

あと水分や完歩賞のアンダーアーマーのTシャツももらえるのでありがたいです。(翌日にはメルカリに売りに出ているものもあったので驚きました。記念に物を残さない人もいるんですね。)

申し込みの段階で名前を間違えてしまいました。

 

レースが終わったあともけっこう大変です。

当初の予定では、友達と銭湯に入って帰ろうなどと話していましたが、正直そんな余裕はありませんでした。

タクシーに便乗させてもらい、最寄り駅からは自転車で帰ったのですが、正直しんどかったです。

ビギナーの方は帰る方法も考えておいたほうが良さそうです

バスや電車でも帰れないことはないでしょうが正直しんどいです。

もう一泊するか、近くの人は家族に迎えに来てもらったほうがいいですよ。

 

そして、翌日は祝日だったので仕事が休みの人も多いと思います。

祝日休みじゃない人も有給を入れるなどして、休息日を設定しておきましょう。

僕が一日何もできませんでした。

一日開けたあと仕事だったのですが、なかなかに大変な思いをしました。

 

まとめ

さて、今回、人生初の100kmウォークに挑戦したのですが、レース直後はもう二度とやりたくないと思いました。

しかし、一日立ってみると不思議とまた参加してみたいなと感じています。

次は事前の準備をきちんとして余裕を持ってゴールしてやろうと思います。

この大会には幅広い年代の方が参加していて、人生の先輩方とお話する機会ももてます。

また、カップルでの参加もたくさんいらっしゃいました。完歩できたら間違いなく絆は深まると思います。

みなさんも、人生に一度と割り切って参加してみてはいかがでしょうか?

友達と私。レース中ずっと喋っていました。

最期まで読んでいただきありがとうございました。

 

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