理学療法

〈研修レポ〉介護予防推進リーダーPart1

 こんにちは。今日は一日雨模様でしたね。

 今回は埼玉県理学療法士協会主催の介護予防推進リーダーの導入研修を受講してきました。

 介護予防推進リーダーとは「地域包括ケアシステム」の推進に向けての人材育成制度の一つです。目指すリーダー像として、①理学療法士としての専門性を活かした評価ができること②効果的な予防プログラムを企画・提案できること③多職種や住民との恊働による予防プログラムを企画・提案できることを目標として掲げています。

 取得に向けては、協会のホームページ上でのe-ラーニング受講、導入研修の受講、士会指定事業の参加が必要となります。

午前中の講義は、戸田中央リハビリテーション病院の倉林先生による「介護予防・日常生活支援事業とリハビリテーション専門職のとりくみを知る」と上尾中央総合病院の頴川先生による「通いの場の実践事例の紹介」です。そして、午後は川越リハビリテーション病院の阿久澤先生による「住民のやる気を引き出す5minプレゼンを作ろう」と「介護予防事業の実際」を春日部厚生病院の城先生、霞ヶ関南病院の仲間先生、青木中央クリニックの斉藤先生による講義と盛りだくさんです。

 「介護予防・日常生活支援事業とリハビリテーション専門職のとりくみを知る」

 講義は日本の人口増減から今後の未来の話になります。高齢者人口が増加し、労働者人口が減っていく。介護保険料は現在の月5000円が月8000円に上がっていく。そのなかで、我々専門職がどのように貢献していけるのか。その一つの答えが地域包括ケアシステムであり、介護予防です。

 これからの介護予防のテーマは住民主体。私達専門職は黒子に徹し、住民が自分たちで運営できるような支援の仕方をしていかなければいけません。専門家としての視点を持ちつつ、リハビリの先生という上下関係の中で支援していくのではなく、住民の一人として、横並びの関係を目指していくことが大事になっていきます。

 埼玉県では、そのような介護予防の形を「ご近所型介護予防」と位置付けし推進していっています。今までは手の届かなかった人たちに対して、近所の人たちで支援していく。埼玉県内ではすでにそのような形で、サロンや体操教室がどんどん増えているようです。

 私達専門職には、地域の一人としての自覚を持ちながら、病気を見るのではなく、地域そのものをひっくるめた視点を持つことが求められていくと思います。

 「住民のやる気を引き出す5minプレゼンを作ろう」

 介護予防推進リーダーの講義ですので、推進する能力が求められます。推進するには、住民のやる気を引き出さなくてはなりません。そのためのプレゼンの能力を実際にアウトプットしながら学んでいきます。

 アウトプットの内容は、隣の人にお題について1分間でプレゼンします。お題は、①自立支援・リハビリテーションについて②孤立を防ぐ仲間との介護予防③地域包括ケアシステムについてです。試しにみなさんもそれぞれの内容について1分間で説明してみてはどうでしょうか?私の場合は、それぞれ時間オーバーしてしまいました。

講義では、それぞれのテーマに対して講義があり、基本的なプレゼンテーションの手法について学ぶことができます。

 そして、まとめのテーマは「介護予防の重要性について、十分に理解できておらず、なんとなく依存的に取り組んでいる人へ、主体的に取り組めるようなプレゼンテーションを行う。」このテーマを5分間で隣の方に伝えます。

 アウトプットが中心の講習でしたが、回数を重ねるたびにプレゼン能力が上がるような実感が有りました。

 また、地域で働いているセラピストと病院で働いているセラピストのプレゼンの差のようなものも感じることができ面白かったです。病院で働いている方こそ、ぜひ受けてほしいセミナーですのでリハ職の皆さんは一度重厚してみてはいかがでしょうか?

 この機会に、再度、POSの協会活動に参加してみてはいかがでしょう?