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これからの時代、理学療法士は正直いいぞと思った理由

「理学療法士は開業権がないからだめだ!」

などという意見を未だに聴くことがある。

「なんで開業権がないとだめなの?」と聞くと

「保険に頼ってちゃダメだ。」などという人がいる。

いやいや、開業権ってのは保険に頼ってるぞ。

保険に頼らないなら起業だよ。と心のなかで思うこともしばしばである。

個人的には、理学療法士の未来はそれほど暗いとは思えないのでその理由を一緒に考えていきたい。

そもそも開業権ってのは医療類似行為に与えられるもんだ。

僕が学生の頃、開業権の重要性に言及していた教師がいたような気がする。

そのために、なんとなく開業権はあったほうがいいんだななどと思っていた時期もあった。

実際には、理学療法士にはいらないのではないかと思っている。

開業権についての考えは、理学療法士協会の半田先生の話を聞くのが一番いいと個人的には思っている。

半田先生は、理学療法士が開業権取得を目指すことは無いと言っている。(少なくとも、半田先生が理事長の間は)

それは、開業権というものが医療類似行為という立場に与えられるものだからだ。

ちなみに、私達の行うリハビリテションは医療行為だ。

病院で行う医療行為は保険適応となっている。

病院の外で行われている、接骨や鍼灸は、医療行為ではないが、医療類似行為として認め、保険適応となっている。

つまり、開業権というのは、独立できるかどうかというのが味噌なのではなく、保険適応となるかどうかが問題なのである。

なので、今後の社会保険料のことを考えるのであれば、保険の下でしている仕事はすべて煽りを食らうだろう。

病院の中の理学療法も、開業権の下で行う医療類似行為も、どちらもダメージは有るはずだ。

その問題は、時間あたりの生み出せる価値が固定されているという点なので、どちらにせよ回転数を上げるという解決策になるだろう。

(実際には、地域包括病棟のように単位数で評価しない仕組みも整備されているので一概には言えない)

理学療法士に限らず、言えること。

開業権についてはさっきの説明で終わりだ。

次に、頑張る人について考えていきたい。

頑張る人、これはがむしゃらに頑張る人のことを意味しない。

これは、理にかなった努力をする人のことだ。

ここの人たちは、自分の頭で考え行動するので、理学療法士でも、そうでなくても何らかの結果が出るはずだ。

今後、働き方改革のせいで、働かなかったり、勉強しない人が増えていく世の中で、ぶっちゃけ負けるはずがない。

なので、理学療法士だろうが、無かろうが、心配ないので除外する。

理学療法士のここが良い

なので、考えるべきなのはあんまり頑張らない人たちだと思う。

大半の人間はなまけもので、自分の欲求をコントロールできないものだと思っている。

(僕自身もそうだ)

働き方改革で、一日8時間労働で、家に帰ってからAmazon Primeを見ているような人間(以前の僕だ)でも食っているのかという点に注目したい。

努力の習慣が付きやすい環境

理学療法士には真面目な人が多いと思う。

なので、実際にはそのような堕落した生活を送る人はそれほど多くないと思うが、実際にはいるはずだ。

まず、環境面でいいところが、勉強する環境があるということだ。

社会人になってから勉強する人間は一般社会ではかなり少ない。

月に一冊も本を読まない人間は全体の47%もいるそうだ。

そんななか、理学療法士として仕事をしていく上では、自分で文献や参考書を読むくせがつきやすい。

なぜかというと、失敗のフィードバックを明確に受けることができるからだ。

これは正直しんどい経験だ。

先輩のリハでは、患者さんの動きは変わるのに自分のリハでは何もできない。

会社としては、単位を取れているので問題ないが、患者に何もできない自分が不甲斐ない。患者さんに申し訳ない。

そんな環境にさらされていれば、よっぽどでない限り、努力するはずだ。

もともと実習を乗り越えるだけの馬力を有しているし、さらに努力する習慣があるのであれば、今後の道が開かれやすいはずだ。

世の中に安定して価値を生み出せる

理学療法士協会では、2040年に有効求人倍率が1.6倍になり、理学療法士が就職できなくなっていくということに対して危惧している。

確かに1.6倍という数字だけを視るとまずいようにも見える。

理学療法士のいいところは、時間あたりの生み出せる価値が、その人のスキルに関わらず固定されていることだ。

この点を、頑張っても報われないなどと言う人もいるが、その点を商品として売りに出したいならば自費や保険外のサービス得をすることだ。

税金も抑えられて、世の中にとって良いことだ。

スキルが低くても世の中に一定の価値を生み出せるということは、考えようによってはかなり善いことだと思う。

例えば、管理職の給料を考えてみてほしい。

管理職の給料は、その下の人間のあげた単位からまかなわれている。

つまり、下の人間が多ければ、その質に関係なく売上を上げることができ、上に立つ人間にはそれなりの待遇が保証されるからだ。

出世さえしてしまえば、なんとでもなる。

そして、出世しなくても、会社をクビになる心配はないというのも大きい。

一般企業であれば、仕事のできない中堅はまっさきに切られるだろう。

なぜなら、将来性もなければ、会社への貢献度も期待できないからだ。これなら、将来性を買って若い人間を会社は雇うだろう。

しかし、理学療法士の場合、生み出す価値は、スキルがあろうとなかろうと変わらない。

そして、将来性も気にする必要がない。

なぜなら、一律で一時間あたりの単価は決まっているからだ。

このことから、中堅でも高待遇さえ望まなければ、最低限の仕事というものが見つかるはずだ。

好スタートをきれていることを自覚し、資本を積み上げる。

PTとして、スタートできたということは、社会人としてはいいスタートを切れている方だと思う。

何も考えていなくても、PTのベルトコンベアに乗っていればそれなりに努力できる環境があると思う。

その環境を上手に利用し、自分の内外に投資することだ。

副業をやるにも、なにかにチャレンジするにも、理学療法士という国家資格が新しい仕事先は保証してくれている。

これほど、自分の生活や安定を保証してくれるものはない思う。

新しいことに挑戦したり、スキルを磨くことで自分の中に資本が形成されていく。

正直、理学療法士ってかなりいいと思うよ。