理学療法

〈研修レポ〉訪問リハビリテーション管理者養成研修会STEP1 東京

久しぶりの投稿となりました。いつもネット環境はポケットWi-Fiを使用しているのですが、ルーターの設定がおかしくなってしまい、今月利用できなくなってしまいました。

なので今日は近所のマックからの投稿となります。マックシェイクのマウントレーニアが美味しそうだったので、飲みに来ました。

カフェラテのシェイク。たまらないです。地元函館のハンバーガーショップ「ラッキーピエロ」にはカフェラテ味のシェイクがいつもあったのですが、関東に出てきてからはなかなか出会えていなかったので、とても嬉しいです。

さて、今回は一般社団法人 訪問リハビリテーション振興財団主催の訪問リハビリテーション管理者養成研修会のSTEP1~東京会場~に参加してきました。

この財団は、3学会が母体となって立ち上げられた財団で、なんとリハビリステーションも持っている組織なのです!

これは、すごいですよね!

震災特区や一部地域のみで認められている、リハビリステーション。これは、セラピストだけで運営が可能な組織なんです。

現状では、医師か看護師のもとでしか、訪問リハにいけなかったのですが、これが全国標準になるともっと訪問リハは広がりそうですね。

研修の位置づけ

さて、今回の研修の位置づけですが、STEP1は在宅リハ!管理者入門!

在宅リハ管理者のイロハを学び、一職員から管理職へ、どう意識や行動を変えていけばいいのかを学ぶ。という到達目標となっています。

訪問リハセラピスト人材戦略の基本骨格として以下の③つが掲げられています。

①東日本大震災のような大規模災害が起こったときに、医師の指示がなくても対象者全員の全身状態を把握し、必要なリハビリテーションアプローチを提供できる療法士を育てる。

②活動・参加につなぐリハビリテーションアプローチを提供し、主体的かつ生きがいのある、その人らしい人生の再建・地域参加を促すことができる療法士を育てる。

③これからの活動を通して、国民の生活の質の向上と医療・介護における社会保障費の抑制を推進し、社会に貢献していく

引用:訪問リハビリテーション管理者研修会STEP1 東京会場 研修会資料

人材育成と合わせて知っておきたいのが、訪問リハビリステーションの制度化です。

もし制度化された場合、この研修の受講は、管理者の必要条件となるようです。

都道府県士会主催の実務者研修会と今回の管理者養成研修会を受講し、認定試験に合格すると訪問リハステーション管理者要件達成!というわけです。

しかしながら、前回の選挙の結果を受けると、リハビリステーションの制度化には時間がかかりそうですね。

訪問リハステーションを実現している地域では、世の中に必要なものだよね。という認識が広がっており、日本を良くするためにもぜひ制度化してもらいたいところです。

正式なシラバスはこちら

研修の内容

研修は3日間におよびます。

一日目は、

在宅リハビリ研究所 代表 吉良先生 「活動と参加につなげるリハビリテーション」

東京経済大学コミュニケーション学部匿名講師 キャリアコンサルタント 新井先生 「事業所管理者の心構えと求められる役割」

有限会社トゥモローズリハビリテーショングループ 代表取締役 見目先生 「事業所管理者の役割と組織作り」

一般社団法人 訪問リハビリテーション振興財団 理事 松井先生 「訪問リハ振興財団の活動と今後の展望」

二日目は、

厚生労働省老健局老人保健課 課長補佐 長江先生 「訪問リハを取り巻く制度的背景と求められる社会的役割」

一般社団法人 日本介護支援専門員協会 会長 柴口先生 「ケアマネジメントと訪問リハのあり方」

一般社団法人 日本リハビリテーション協会 会長 宮田先生 「事業所における教育研修体制」「管理者としてどのように事業所内の人材育成をすすめるか」

三日目は、

大東市 保健医療部高齢介護室 課長参事 逢坂先生 「訪問・事業所内外の連携と地域ネットワークづくり」

久留米大学 文学部社会福祉学科 教授 片岡先生 「管理者とスタッフ間のコミュニケーションのあり方」

となっていました。

講師の先生はセラピスト以外にも、コンサルタント、ケアマネージャー、社会福祉士をされており、普段聞くことのできない視点からのお話は、自分の視点や人間性そのものを広げてくれるいい機会となりました。

どの先生も講義が素晴らしく、勉強、笑い、発見の連続です。

特に印象に残ったのは、一日目の「事業所管理者の心構えと役割」でした。

一人の犠牲の上に成り立つ、その他大勢の幸福を求めるべきか

線路の切り替えスイッチのそばにいるあなたは、とんでもない光景を目にしています。あなたの右方向から石をたくさん積んだトロッコが猛スピードで暴走しています。とうてい今から止めることはできません。ただ、線路の切り替えを行えば進路方向を変えることができます。


線路の先には5人の作業員がいます。5人ともトロッコには全く気づいておらず、おそらく避けることはできないでしょう。このままではトロッコが突っ込み、5人は死んでしまいます。


あなたは切り替えスイッチに気づき、これを切り替えて5人を助けようと思い立ちます。しかし何ということでしょう。あなたは一瞬、切り替える先の線路の方に目をやり、様子を確認しました。すると、視線の先には1人の作業員がいるではありませんか。スイッチを切り替えれば、この1人の作業員が死んでしまいます。


あなたはこの6人とは面識はなく、6人とも何の罪もない人です。ただ、悲惨な現場に居合わせてしまっただけで、そこにスイッチがなければ、ただの傍観者です。


ここではスイッチを切り替えること以外あなたにできることはなく、作業員は皆トロッコの暴走に気づいていない状態とします。


あなたはスイッチを切り替えますか?
それともそのままにしますか?

この考え方を事業所内で当てはめると、大半の人が幸せに働いている環境であれば、数人の不幸な従業員は犠牲になっても仕方ないのか。

というテーゼです。

結果が大切なのか、動機が大切なのか。その2つの考えがぶつかり合うことになります。

一人の犠牲も出さずに働くにはどうしたらいいのか。

職場の管理者として一人の犠牲者も出さずに働くにはどうしたらいいのか。

先生は、対話の力を信じること。と話していました。

Google womennwillの活動を皆さんは御存知でしょうか?

You Tubeにもあるのでぜひ見てほしいのですが、一人の弱者のために職場全体で動く。利益や採算度外視で動く。

このような組織を作りたいと強く感じました。

まとめ

ここだけの話ですが、時間を間違えてしまい。単位取得時間が足りなくなってしまったので、受講証明証はもらえませんでした。(てへっ!)

しかし、今回の講義の内容を知った上で、日々の業務に取り組めることこそが一番の収穫だと思います。

来年以降も開催される研修会ですので、興味のある方はいっしょにさんかしてみませんか?

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。皆さんの参考に少しでもなったら嬉しいです。