仕事の記録

訪問リハビリで活動量を上げるときに掃除に取り組む際の選択肢

掃除

こんにちは、今回は訪問リハビリの課題「掃除」について考えを深めていきたいと思います。

掃除は、家の中の清潔さを保つ動作です。

特に女性は取り組みやすいような課題だと思います。

自分一人で行うことができ、なおかつ役割にもなる課題が掃除ですので、介入時からも積極的に取り入れたいですね。

掃除はなぜしなくてはならないのか

当たり前ですが、掃除をしなくては家が汚れてしまいます。

家が汚れてしまうということは、人を家に上げることの準備ができていないのと同時に、社会的に自分がどのように見られるのかということへの意識が低下してしまいます。

周囲の目を気にしないというのは、自分の整容が乱れることにも繋がります。

そうなってしまうと、人との接点をつくることにも消極的になってしまうでしょう。

そうなってしまうと健康的な生活からも遠ざかります。

逆に言うと、掃除という課題を通して、社会との接点を作るための前準備を整えることにも繋がります。

イメージで言うと、セラピストや友人が、家に来る際に自分で家の掃除ができ、人を迎え入れることができることが理想です。

周りの目を意識することで、行動へのモチベーションが上がります。

家から出かけるためには、ある程度のモチベーションが必要になります。

モチベーションもしくはエネルギーと言い換えてもいいと思いますが、これを貯めるための活動にもなります。

取り組みやすい活動でありながら、清潔さを保ち、自己肯定感にも繋がりやすい活動ですので、女性の場合は特に積極的に取り入れたい活動です。

掃除の選択肢

掃除を取り入れる際には、難易度たその人の課題に応じた選択肢を用意しておきましょう。

 

  • 床の水ぶき
  • 高いところの拭き掃除
  • 掃除機かけ
  • 窓拭き
  • モップ掛け
  • テーブル拭き
  •  

食器洗いなどは除いていますが、概ねこのような選択肢になると思います。

これらの運動負荷量は、おおよそ2METS~3.5METSほどになります。(掃除機がけは3.5METS)

なので、負荷量は軽く、しかしながら生活に取り入れることで、継続して取り組んで頂くことができるはずです。

難易度の低いものでも、目的を伴う運動になりますので、継続性はセルフプログラムに比べても高いと考えられます。

そして、利用者さんに「自分はまだまだできるんだ」と考えてもらえるようなきっかけになります。

導入の手順

まずは、元気だった頃に掃除はどのように行っていたのか、確認しましょう。

掃除の方法と、現在のモチベーションについても確認します。

掃除に対して意欲的で、動作に危険性が低い場合は、訪問初日から家族に説明をした上で、生活に動作を取り入れてもらいましょう。

過去に、掃除の役割が合ったが、現在は消極的な場合は、家族と相談し自主練習の意味合いを強調した上で、生活に取り入れてもらいましょう。

可能であれば、家族にお礼を言っていただくレベルまで持っていきたいところです。

一緒に生活している人からお礼を言われることは、自信の自己肯定感を高めます。

褒められると誰でも嬉しいですよね。

その事自体が、活動をおこすモチベーションに繋がります。

そこで、心の充電をためていくことで、生活習慣を変えていく取っ掛かりにも繋がります。

過去に掃除の担当でない場合は、無理にそこから広げていく必要はないかと思います。

本人が意欲的であれば問題有りませんが、そうでない場合はもっと本人にとって意味のある行動を探していくほうが良いでしょう。

掃除動作の評価

掃除動作を評価するときには、転倒に対するリスクを見ていきましょう。

リスクの低いレベルから、

両手をフリーで動かせるレベル

片手支持立位

両手支持

座位両手フリー

の4段階です。

一番動けるレベルでは、掃除機がけやモップがけを取り入れてみましょう。

モップがけは、クイックルワイパーなどが導入しやすいです。

訪問のときにペーパーを変えることにすれば、それまでにどれくらい掃除したのかも目に見えてわかりますよ。

他にも、軽い家具を動かしたり、整理整頓が問題なくできるはずです。

次に両手支持、片手をフリーにできるのであれば、こちらもモップがけが行けると思います。

しかし、こちらの場合は周りに掴まれる手すりや、伝い歩きのできるような壁があることが望ましいです。

窓拭きなども行うことが可能となります。

片手を安定した部分に支持していればできる動作となりますので、積極的に家事動作を設定したいところです。

次に両手支持。

片手だけだとやや不安という人の場合です。

この人は、立位での掃除はややリスクが高いです。

なので、座った姿勢で食卓のテーブルふきなどから取り入れていきましょう。

片手を支持して、もう一方の腕で拭き掃除をするという動きが取り組みやすいでしょう。

家族と一緒に食事をする場合は家族からの促しを導入しやすい動作でもあります。

まとめ

生活期のリハでは、本人の活動に対して積極的にアプローチしていってほしいと思います。

とくに掃除動作では、活動量が増えるだけではなく心理的なメリットも負いですので、リハ介入当初から、積極的に導入していきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。