理学療法

〈研修レポ〉PT協会主催認定必須研修(介護予防) Part1

本日は日本理学療法協会主催の介護予防の研修会に参加しています。

会場は渋谷のTKPガーデンフィールズ渋谷です。

研修で渋谷に出ることは、珍しいですし、私自身も久しぶりの渋谷です。若い。暑い。。。

この研修は、認定理学療法(介護予防分野)申請の認定必須研修会に該当する研修です。なので、スキルアップやキャリアアップを考える受講者もたくさんいたのではないでしょうか?

年代も20代の若手から50代の先輩PTも参加していました。今日から、講義の内容をちょこちょこブログで紹介していきたいと思います。

生きるための介護予防から、よりよく死ぬ為の介護予防へ


講義1 介護予防概論 東京都健康長寿医療センター研究所の大渕先生です。
大渕先生は予防理学療法学会の理事でもあります。昨年の地域理学療法学会で公演されていましたが、今でも覚えています。

はじめに 老化とは何か

みんなに必ずおこるもの。

昔の考えだと、死に直結するものであり、悪いものであると考えられていました。この考えの前提には、老化とは進行するものであるという考えがあります。ですが、最近の研究では否定されています。

老化とは悪いものという概念を捨てちゃいましょう!

NCDs(Non-communicable disease)

日本語でいうと、非感染性疾患にあたります。具体的には、心疾患、ガン、腎臓病や糖尿病などがあたります。これらは、偏った食事や運動不足、喫煙、過度な飲酒などの生活習慣の改善により予防可能な疾患です。

高齢者の健康度分布モデル(Schrock,1980)

このモデルは、要介護レベルの高齢者が25%いるなら、その高齢者を支えることのできるくらい元気な高齢者も同じだけの割合がいるのではないかということを示すものです。

私見ですが、例えば、孫正義さんが同年代の高齢者を支える為に介護保険料を払い始めたら、それだけで安定するなぁと思いました。(実際はありえませんが)

年配の世代ほど稼いできた実績があるので、若者が支えるよりも容易いのではと思ってしまいました。

Lawtonの7段階モデル

ロートンは生活機能を、生命維持から社会的役割までの「高齢者の能力の7段階モデル」を提唱しました。

身近な人にも、最近外に出るのがおっくうになったとか目が悪くなって新聞を読まなくなったという人はいませんか?

これは、身体が悪くなる前に、知的能動性(状況対応)、つまり気持ちがなくなった状態が生じているそうです。

たしかに、高齢者との関わりの中で、やろうと思えばできないことはないことばかりです。しかし、本人の気持ちがのってこない。訪問リハで関わった方にもそのような方は多かったように思えます。

行動変容ステージと介入

そのように、気持ちがなくなってしまった方にどのように介入していくのかを5つに分類しています。

画像:ヘルスリテラシー 健康を決める力

それぞれのステージに応じた介入の仕方でないと、気持ちが追いついていきません。

まずは本人の気づきを起こすような介入が必要です。

予防理学療法の役割

  • メッセンジャー(一次予防)
  • コーディネーター(一時・二次予防)
  • ゲートキーパー(二次予防)
  • 黒子・サポーター(二次予防)
  • 研究支援(支援)、アドバイザー(二次予防)
  • 運動指導・支援(二次予防・三次予防)

まとめ

高齢者の方が元気でいるだけで、世の中のためになっています。

「年は取りたくない」だとか「早く死んじゃいたい」とかいう人が日本から少しでも減るように、世の中の価値観を変えていかなくてはなりませんね。

いい年のとり方をしていきましょう!